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“褒められても全力で謙遜してしまう主人公”を描いたマンガに共感の嵐「ほんとこれ」「私も頑張ろう」

「褒められても全力で謙遜してしまう主人公」を描いた漫画がSNSで話題になっています!作者の竹内絢香さんにお話を伺いました。

「褒められても全力で謙遜してしまう主人公 」を描いた漫画がSNSで話題になっています!

褒められるのが苦手な私に、友人が教えてくれたこと

作者は漫画家の竹内絢香さん。

漫画制作の背景について、竹内さんにお話を伺いました。

ーー「私はとにかく自分に自信がない」という1コマ目に強く心を掴まれました。竹内さんがご自身で思う「自分に自信を持てなくなった原体験」はありますか?

特段この出来事!というのはないのですが、昔から「人様に迷惑をかけないように、人と同じかそれ以上にうまくやっていかねば」という意識が強く、他人と自分を比べてしまいがちでした。

人より自分が出来ないことをがあると、自分で自分を責める傾向があり、それが積み重なって自信のない人になったのかなと考えています。

ーーコメント欄では「素敵なご友人ですね」というコメントが多く見受けられたように思います。モデルになったご友人には今回の漫画を読んでもらったのでしょうか?

恥ずかしくて自分の作家活動を周囲に宣伝していないので、見てくれているかは分かりません。

ですが、彼女は100%この出来事を忘れていると思うので(笑)、見ても自分のことだとは気づかないかもしれません。

飲み会での何気ない出来事で、彼女は事も無げに教えてくれましたが、私の中では10年以上記憶に残っています。

ーー好意を素直に受け取るようになって、日々の生活に具体的にどんな変化がありましたか?

コミュニケーションが円滑になった気がします。

「そ~んなことないですよ」「またまた~…」みたいな無駄な気遣い合戦がなくなりました(笑)。

ーー「過去作品のアラ」はもの作りをする人にとって、態度のとり方が難しい問題だと思います。竹内さんは現在、ご自身の過去作品をどのように捉えるようにしていますか?

技術的な拙さというのは時間がたつとどうしても目についてしまうんですが、製作時にベストを尽くしたものであれば「下手だけど、いいところもあるよな」と思えます。

今ここを変えようと思えるってことは、それだけ目が肥えて巧くなったってことだよな…と考えるようにしています。

でも、過去の作品はあんまり見返したくないです(笑)。

ーー今回の漫画は「もっと素敵になれたら…」と締めくくられています。竹内さんの思う、“素敵な人“とは例えばどんな人でしょう?

大学の恩師がずっと大好きで、目標です。

真摯に取り組んでいる研究があって、いつも機嫌よく生徒に接してくださって、その上おしゃれでお綺麗です…。

自分がどうしたら機嫌よく過ごせるかを知っていて、他人にも自分にも優しくできる。その上で、熱く取り組める仕事があるというのが、最高に格好いいなぁと思っています。道が長いです(笑)。

ーーありがとうございました!

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