Posted on 2020年6月18日

    ビリー・アイリッシュが音楽界の人種問題を語る。「白人はポップス、黒人はヒップホップ」のラベリングに異議

    「考えてみて。もし私が白人に生まれてなかったら、今頃はラップを作ってたかもしれない。なぜ?人は見た目と自分の持ってる知識だけで、その歌手が何系のジャンルなのかを判断するから。すごく変だとは思うけどね」

    音楽業界の人種差別について、ビリー・アイリッシュが声をあげた。

    Danny Moloshok / Reuters

    ファッション雑誌GQのインタビューで、「白人歌手はPOPS、黒人歌手はラップとR&B」とラベル付けされることを批判した。歌手のタイラー・ザ・クリエイターも、今年のグラミー賞授賞式でこの問題を指摘していた

    Alberto E. Rodriguez / Getty Images

    「僕みたいな見た目の人たちはDJ音楽やラップをやってるって、常に決めつけられるのは嫌だよ」とタイラーは語った。

    「僕は『アーバン(黒人歌手を総称して指す言葉)』っていう表現が好きじゃないんだ。それって単純に『エヌワード(人種差別用語を湾曲的に表す言葉)』を、ちょっとかしこまって言ってるだけだからね」

    「これまでも、何かのカテゴリーに分類されるのが大嫌いだった」と、ビリーは言う。

    Eric Gaillard / Reuters

    「見た目や声が〇〇に似てる」って言われるのが嫌。タイラーが言ったことはもっともだと思う。『アーバン』については私も同感」

    「見た目や服装だけで、その人の音楽を判断しないで」

    Emma Mcintyre / Getty Images

    「グラミー賞でも、リゾはR&Bのカテゴリーにいた?彼女の音楽は、私のよりもポップスでしょ」

    実際、リゾは今年のグラミー賞授賞式で、最優秀ポップ・パフォーマンス(ソロ)を受賞している。

    「考えてみて。もし私が白人に生まれてなかったら、今頃はラップを作ってたかもしれない。なぜ?人は見た目と自分の持ってる知識だけで、その歌手が何系のジャンルなのかを判断するから。すごく変だとは思うけどね」

    Gareth Cattermole / Getty Images

    「この世界は、私たちをどうにかしてカテゴリーに入れようとする。歌手になってから、それはずっと感じてた」現在18歳のビリーは、このように語る。

    「私が白人で10代の女の子ってだけで、ポップ歌手だと言いたいの?じゃあ聞くけど、私のどこらへんがポップ歌手?私の曲のどこらへんがポップスに聞こえる?」

    一方で、彼女が白人だからグラミー賞5冠に輝いたと言う人たちの考えも、ある程度は理解できるという。

    Mario Anzuoni / Reuters

    「人種問題に関して言えば、私が白人だという理由で、悪口を言ってくる人もいる。『ああ、彼女は白人だから賞を貰えるんだろ?』とかね。まあでも、正直言いたいことはわかるよ」

    「人は思ったことを何でも言える。でも、私がここまで来るためにしてきた努力を蔑むことはしないでほしい」

    今年初めの雑誌インタビューでは、グラミー賞5冠を達成したことについて「恥ずかしい」と話していたビリー。

    「(賞をもらった時には)死ぬほど驚いたし、ほんとに、マジで恥ずかしかった。目の前にはアリアナ・グランデやラナ・デル・レイもいた。あのビヨンセもノミネートされてた中で、自分の受賞が分かった時は、うそでしょ?って感じだった。こんなの受け取れない、私じゃなくて他の人のほうが賞にふさわしいとも思ったよ」

    Monica Almeida / Reuters

    授賞式のスピーチでビリーは、「自分の曲よりも賞にふさわしい曲はたくさんある」と話していた。

    ジョージ・フロイド氏が死亡した事件から数日後。ビリーは人種間の不平等さについて、インスタグラムで発信していた。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:吉谷麟

    BuzzFeed Daily

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