日本代表には5バック導入を 専門家語る

    6月1日放送の生番組から、専門家の話を抜粋しました

    ロシアW杯を間近に控えた日本代表が現地時間6月8日(日本時間9日深夜2時〜)にスイスとの国際親善試合に臨む。

    時事通信

    国内最後の試合となった5月30日のガーナ戦では、0-2といいところなく終わった西野ジャパン。サッカーファンの間では不安の声が多数あがった。

    BuzzFeed Japanでは6月1日、サッカー雑誌「フットボリスタ」編集長・浅野賀一さん、「フットボールチャンネル」編集長・植田路生さんを招き、日本代表の今後について語る生放送を行った。

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    今夜のスイス戦を前に改めて、番組内で2人の編集長が語った内容を振り返っておきたい。

    ガーナ戦の布陣

    kimiko shimada / BuzzFeed Japan

    まずガーナ戦、スタートのフォーメーションとなった3-4-2-1について。浅野編集長は「J2や浦和レッズなどで採用され、日本人に合っていると言われているシステム」と前置きした上で、次のように言及した。

    「変則的なシステムなので、本番まで2か月を切った状況で導入していいのかどうかは問題は当然ある。この試合まで、どこまで完成度を高められるかがポイントだったが、予想以上に完成度は低かった」

    特に問題だったと指摘したのは3バックの長谷部誠と吉田麻也の配置だ。

    「吉田が右だと、原口(元気)が攻撃的なので、その裏を相手に狙われる。吉田がそこに対応に向かうと、中に残るのがセンターバックタイプではない長谷部なので、単純にバランスが悪い」

    このバランスの悪さは植田編集長も指摘。吉田はスピードが決して優れている訳でもないことを挙げ、3バックの場合は吉田と長谷部の位置を逆にした方が良いとした。

    さらに植田編集長は「攻撃陣も大迫がためて、本田もためて、宇佐美もためてとなる」とボールをキープするタイプばかりで、裏に抜け出す選手がいないことを問題点に挙げる。

    ただ、ロシアに向かう日本代表23人のメンバーにはセンターバックタイプが多いことから、浅野編集長は3バックを西野監督が選択する可能性は十分あるとした。

    スイス戦では4バックが予想されているが、前線に裏に抜け出す動きを見せる選手がいるのか、また途中で3バックがテストされた場合はDFの配置に注目したい。

    では専門家の2人ならばW杯を戦う上でどういった布陣で戦うのか。

    共にポイントに挙げたのが守備だ。

    まず植田編集長はハリルホジッチ体制で慣れ親しんだ4-2-3-1の布陣とした。

    kimiko shimada / BuzzFeed Japan

    「まず慣れている4バックで。長谷部はボランチじゃないと無理。希望を持って中盤には大島と柴崎を置きます。前線の原口、岡崎は守備要員。彼らはガス欠するまで走る。時には6バックになっても仕方ないという布陣です」

    そして策として挙げたのが本田の1トップ起用だ。

    「大迫は申し訳ないですけど、本田に預ける。もともと本田はボールを持ちたがるし、一番ボールをキープできるから、前線の本田をめがけて蹴るしかない。8年前の南アフリカ大会に戻っちゃいましたけど、こうしなければ厳しい」

    一方、浅野編集長が提案したのは5バック。

    kimiko shimada / BuzzFeed Japan

    「2016年のEUROを見ても4バックでリトリートして守るのは難しい。サイドを突かれた時にサイドバックがつり出されてできる、センターバックとの間のスペースは、ポゼッションチームが一番狙う場所です」

    「この場合、サイドハーフを引かせ、4バックがペナルティエリアの幅で守るのが常套手段ですが、日本の場合、柔軟には機能できないので最初から5バックにしてあとは気合いで守ります」

    完全な守備重視のシステムだが、日本選手のメンタリティにはこの戦法は合っているという。

    「南アフリカで見せたように、集中力を切らさず、我慢強く守るのは日本のよさ。一致団結して守ると、サッカーはなかなか点が入らない。どこのチームも大変。消耗戦に持ち込んで、引き分けでもいいし、ワンチャンスで点を狙えば勝機はある」

    両編集長ともにパスサッカーなどスタイルを捨て、守備一辺倒で少ないチャンスを狙うことを提言した。

    日本代表監督、最良の選択はやはり...

    時事通信

    土壇場で日本代表を率いることになった西野朗監督とはどういう人物なのか。

    インタビュー取材の経験のある植田編集長は次のように語る。

    「少し古いですけどマンチェスター・ユナイテッドを率いたアレックス・ファーガソンタイプだと思います。言葉は悪いけど古い。戦術家、理論家ではないが人を見る目、人のマネージメントはうまい。食事の時の選手の箸の上げ下げから調子の良し悪しを判断できるくらい。人の配置、人の使い方でパフォーマンスを図るタイプです」

    選手の交代など、試合での展開での手腕には自信を持っている一方、短期的にチームを改善させるような状況で率いるタイプではないという。

    この点には浅野編集長も賛同する。

    「発言を聞いているとワールドカップって2年後にあるのかなと思っちゃう。日々選手と接している中で徐々にチームを作っていくクラブチームタイプの監督で、気の毒な面がある。特殊な状況となって、現状では向くかには疑問は残る」

    W杯まで残り2か月での監督交代劇。西野監督でなく、あのタイミングでの交代で最良の人材は誰だったのか?

    2人の答えは「ハリルホジッチ」

    時事通信

    浅野編集長は「ハリルさんはチーム作りに長時間を必要とせず、相手の弱点を研究して、そこを徹底的について戦う監督。ぶっつけ本番で強い」と話す。

    そして、植田編集長は取材した話として、当時技術委員長だった西野監督自体、ハリルホジッチ氏の解任は懐疑的だったと語った。

    では、ハリルホジッチ解任は誰の意思だったのか。噂されるスポンサーではない黒幕の存在も番組内では明かされた。

    もし気になる方は、ぜひ下記の番組をご覧ください。

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