「焼肉になった気分」気温43度の中、アイドルは踊った

    TIF名物のスカイステージのレポートです。

    8月5日に開催された世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2018」(TIF)。台場の各所でライブが行われるのですが、名物と言われるステージがあります。

    台場にある「湾岸スタジオ」の上にそのステージはあります。

    エレベーターで7階まで上がった後、階段で屋上へと向かいます。この時点で体力をかなり消費。

    階段を上りきると一面に青空。ここがTIF名物のスカイステージ。天国に一番近い地獄です。

    フジテレビと青空をバックに踊るアイドルたち。写真映え最高なのですが、何が地獄かと言うと暑さ。屋上のため、直射日光と照り返しがきつく、体力がどんどん奪われます。

    過酷なのは観客だけでなく、アイドルも同じ。過去にステージを終えた子が倒れ込む姿を何度も見ています。

    8月5日の東京の最高気温は34.7度。屋根のある別の野外のステージでも、パフォーマンス後に車椅子で運ばれるアイドルの姿がありました。

    そして昼のスカイステージの気温を計ると、えっ!「43.7度」。甲子園のマウンドより暑いんじゃ...。過酷すぎるぞスカイステージ。

    そんな暑さのピークの中、パフォーマンスしたのがアイドルグループ「=LOVE」。スカイステージは初です。

    暑さの中、ステージを動き回らないといけないので、大変。

    踊るたびに、メンバーの顔には汗がにじみます。

    実際ステージに立った感想もステージ後に聞きました。「凄く暑かったけどそれ以上に楽しくて、踊ってる時に暑さを感じないくらいでした」。そう語ったのは、野口衣織さん。

    大谷映美里さんは「ありがたいことに快晴で40度近くあり…『手遅れcaution』の振り付けで地面に倒れるフリがあるのですが、ステージが熱過ぎてびっくりしました! その一瞬だけは焼肉になった気分でした」

    リーダーの山本杏奈さんは「始まる前や終わった後はすごい暑かったけど、パフォーマンスしている時は、踊ってて風がきて涼しかったです」

    メンバーの佐々木舞香さんは体調不良により8月2日から活動を休止とあって「11人でのパフォーマンスになりましたが、舞香のファンの方も合わせて、みなさん全員が声を揃えてコールしてくれたり、すごく一体感があって楽しい空間でした」とコメント。「またスカイステージに立ちたいです! 夜のスカイステージにも立てたら嬉しいです!」と来年にも意欲を見せました。

    ファン(右)がエレベーターで降りる「=LOVE」(左)をお見送り。空の青さで何でも絵になります。

    最後に。アイドルの出演は15〜20分、観客も避難することができましたが、スカイステージのスタッフさんは違いました。

    「僕らはこの場から離れられないですから。何回か1時間の休憩時間が設けられてますが、お客さんはもちろん、この場に居続けなければいけないスタッフのためでもあります(笑)」

    こうした方の努力でスカイステージは成り立っているんですね。

    暑さはかなり厳しいですけど、空の青さと広さを感じられるスカイステージ。興味のある方はぜひ、来年行ってみてください。