祖母の代からカープファンの杉原杏璃 特製ビキニで優勝祝福

    特注のカープビキニも作った

    芸能界の「カープ女子」として知られるグラビアタレントの杉原杏璃。25年ぶりにセ・リーグを制した広島カープへの思い、さらにファンになったきっかけを語った。

    広島県福山市出身。生まれた時から家族も近所も周りは全てカープファンという環境だった。

    大好きだった祖母が大の鯉党。お気に入りだった衣笠祥雄が活躍すると大喜びした。「大好きなおばあちゃんにいつも笑顔でいてほしい」との思いから、自然とカープを応援し始めた。

    杉原が見た目がワイルドな男性がタイプなのも、衣笠氏が好きだった祖母の影響だという。

    大好きだった祖母は、杉原が20歳のころに亡くなった。18歳で上京し芸能の仕事を始め、なかなか会えない中での訃報。ショックは大きく、しばらく何も手がつかなかった。

    ある日、電車でカープのユニフォームを着た家族を見かけた。地元に帰ったような懐かしさ。何とも言えないほっこりした気持ちになった。

    そこから神宮球場、東京ドームで行われるカープの試合に駆けつけるようになった。真っ赤に染まったスタンド席に座り、飛び交う広島弁を聞いていると、祖母と観戦したあの頃に戻った気分になった。

    「私にとってのカープ観戦は、ちょっとした里帰りで大好きだったおばあちゃんに会いに行ける場所なんです」

    優勝を記念して特注のカープビキニも作った

    ここ数年のカープ人気の高まりとともに、カープファンであることは徐々に浸透し、いまや芸能界を代表する「カープ女子」の一人。

    マツダスタジアムで流れる「それ行けカープ」の映像にも出演した。

    四半世紀ぶり、待ちに待ったカープ優勝。

    「黒田さん、新井さんというベテランの活躍から、鈴木誠也さんをはじめとする若手の覚醒でシーズンを通して私たちファンを楽しませてくれました。緒方監督、選手の皆さん、私たちに希望と感動をありがとうございます」と喜びを語る。

    25年前のカープ優勝時、祖母が大騒ぎしていた記憶が今も残る。

    「できることなら、おばあちゃんにも見せてあげたかったですね。あの大喜びしている顔が目に浮かぶようです」