高須クリニックの高須克弥院長が、給与未払いを理由に準々決勝のボイコットを示唆しているナイジェリア五輪代表に資金援助を申し出ている。
ドタバタが続くナイジェリア五輪代表
ナイジェリアはチケットの手配のトラブルや、チャーター機のサイズが小さいなどを理由にブラジル入りが大幅な遅れ。
会場入りが試合開始わずか6時間までだったことが世界中の話題を呼んだ。
選手からも金を借りていたナイジェリアサッカー協会
「AFRICAN FOOTBALL」によれば、サンパウロのホテルから準々決勝が行われるサルバドールへ移動しようとしたナイジェリアだが、クレジットカードが決済できずホテルから出られなくなった。
そこで中心選手であるジョン・オビ・ミケルが選手やスタッフの宿泊代4000ドル(約40万円)を肩代わり。さらに乗る予定だった飛行機も逃したため、その飛行機代までもミケルが支払ったという。
監督自身5か月給料なく「私はもう疲れた」
選手の給与も未払いだった。
ナイジェリアのサムソン・シアシア監督は12日(日本時間13日)に同国のラジオ番組で給料未払いを理由に、選手が試合をボイコットすると示唆。自身も選手を支持すると表明した。
監督は「選手には11日間分の給与(1日1万5000円)しか払われていない。試合に対するボーナスもないんだ。なんのためにナイジェリアやアトランタでトレーニングを積んできたんだ。これはフェアじゃない」とスポーツ庁やサッカー協会に憤る。
さらに監督自身も5か月給与は払われていないと告白。ドタバタの中でもグループリーグ突破と結果を出したが「私は自分のベストを尽くしている。ただもう私は疲れた」と告白した。
この悲惨な状況をニュースで知った高須院長がTwitterで資金援助を訴えた。