ロシアW杯で日本代表をベスト16に導いた西野朗監督(63)が、7月末の契約をもって退任する。

日本サッカー協会の田嶋幸三会長が7月5日に開かれた、西野監督、代表主将の長谷部誠が出席した帰国記者会見で慰留しないことを発表した。
会見の最後、田嶋会長は「西野さんとは40年来の付き合いで、監督をお願いする時『結果はどうであれ、この大会で終わる』と約束した。その約束は守りたい。なので慰留することはしませんでした。7月末を持って日本代表の監督を終了することとなります」と述べ、西野監督の退任を発表した。
西野監督も会見の中で「この任を受けた瞬間からW杯終了までという気持ちだけでやってこさせていただいた。今は任期を全うしたという気持ち」と語っていた。
日本代表の監督については、日刊スポーツなど一部スポーツ紙が西野監督の続投を報じる一方、スポーツニッポンは後任候補として元ドイツ代表監督のユルゲン・クリンスマン氏が有力であると報じていた。
後任人事について田嶋会長は「現在のところは白紙」とした。
後任に関しては今月20日に開かれる技術委員会で意見がまとめられ、早ければ26日の理事会で承認される見込みだ。