リオ五輪体操男子の種目別決勝が17日に行われ、平行棒ではウクライナのオレグ・べルニャエフが16.041点で金メダルに輝いた。

厳しい環境の中で得たウクライナに初の金メダル
体操競技への母国から支援はなく、器具は壊れ、床を修理する金もないという厳しい環境。毎週のように中規模の大会に出ては賞金を稼ぎ、活動費に充ててきた。
ベルニャエフはそんな困難にも負けず、ウクライナに初の金をもたらしただけに、メダルはなお輝きを増す。
「金メダルを取ることは夢でした。昨日は眠れなくて今日の競技が心配だったけど、今は安心してます」
メダルのプレゼンターはウクライナ出身で、ソビエト連邦時代にソウル五輪の棒高跳びで金メダルを獲得したセルゲイ・ブブカ。「ウクライナの英雄だし、本当にうれしい」と喜んだ。

メダリスト会見での「無駄な質問」発言で話題
ベルニャエフは個人総合で日本の内村航平と0.099差の銀と接戦を演じたが、試合後は内村をすぐに祝福。「彼は体操の王様なんだ」と尊敬の念を示した。
メダリスト会見では、逆転を決めた鉄棒の点数について、記者から内村に「審判から好意的に見られていて、良い点が取れているのでは」と意地の悪い質問が飛ぶと
「どんな選手も点数はフェアにつけられている。航平さんはキャリアの中でいつも高い点数を取っている。無駄な質問だと思う」
と内村びいきとの見方を一蹴した。
スポーツマンシップあふれる態度は世界中から喝采を浴び、日本でも「かっこよすぎる」「ありがとう」など感謝の声が寄せられていた。

それだけにベルニャエフの金メダルが決まると
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などSNS上には日本人からの祝福の声が数多く上がった。
内村からもその才能を高く評価される22歳のベルニャエフ。4年後の東京五輪での活躍も楽しみだ。
