元NMB渡辺美優紀、誕生日イベントなぜ中国で開催?

    二転三転の末にイベント開催が決定

    元NMB48の渡辺美優紀が北京のホテルでファンを集めての誕生日イベント(9月16日)を開催すると8月15日、イベント主催者である「微博日本」の公式ホームページで発表された。

    イベントは中国版Twitterとも呼ばれるSNS「微博」の日本法人である「微博日本」と中国のエンターテイメント会社「音悦台」による共同企画。

    8月4日に開催が発表され、ホームページには申し込みフォームが設けられていた。

    しかし事態は二転三転する。

    8月9日、中国共産党の全国代表大会に先駆け、中国政府により海外芸能人の北京でのイベント開催に制限がかかり、会場である北京明星基地での開催が不透明になったとホームページで発表。

    すでに申し込んだファンに対しては、渡航の航空券やホテルの手配を控えるよう求めていた。

    「微博日本」のイベント担当者は今月10日、BuzzFeed Newsの取材に対し、北京明星基地は中国政府の施設であり、100人以上のイベント開催には厳しい審査の必要が出てきたため、新しい会場を探しているとコメント。

    取材の際には「中国方面とやりとりし、場所が確保でき次第開催する。開催の方向で進めている」と語っていたが、最終的にイベント中止が発表された。

    事実上の会場変更

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    15日、新たに公開された渡辺美優紀の動画

    コンサート会場などを使ったイベントはなくなったが、15日には新たに北京市内のホテルで渡辺のプライベートの誕生会を開催することが発表された。

    “プライベート”とはいえ、ファンミーティングや握手会などもある、いわゆるアイドルのイベント。

    16日に改めて、イベント担当者に話を聞くと「結果として前回の会場で集まるのは難しくなり、今回新しい会場になりました。会場の規模は小さくなるが、アットホーム的な雰囲気になると思います」。

    イベント内容にも大きな変更はないといい、事実上の会場変更だ。

    担当者によれば、申し込んだファンには個別のメールで通知しており、新たなイベントに参加する場合は差額を返金。キャンセルの場合は全額を返金する。

    なぜ北京で誕生日イベントを開催するのか

    “みるきー”の愛称でNMB48の人気メンバーだった渡辺は2016年8月にグループを卒業し、所属事務所を退社。

    その後、表舞台から姿を消したが、今年4月21日に個人ブログを開設し、芸能活動を再開している。

    しかし中国に縁のない渡辺が、なぜ北京でバースデーイベントを開催することになったのか。

    担当者は「渡辺さんは弊社と契約する芸能人になりまして、弊社のプラットフォームを使って中国に進出する計画があります。その一環として中国でイベントを行います」と同社と契約を結んでいると話す。

    5月からは「微博」のアカウントを開設し、中国語で投稿している。

    「微博日本」では日本での渡辺の活動にも関わるが、渡辺は前所属事務所との間で芸能活動に関しトラブルを抱えていると週刊新潮に報じられている。

    国内での活動について質問すると「ご存知だと思いますが、もめているところがいろいろありますので、もう少し落ち着いてから日本で本格的な活動をはじめようと思っております」と話す。

    国内で渡辺の活動を見るには、いましばらく時間がかかりそうだ。