いよいよ今日メイウェザーVSマクレガー 村田諒太の予想は?

    日本時間8月27日午前10時に試合開始

    ボクシング元5階級王者フロイド・メイウェザーとUFC2階級王者コナー・マクレガーの世紀の一戦が、日本時間8月27日、アメリカ・ラスベガスで開催される。

    片や49戦無敗で引退した伝説の王者。片や生活保護を受ける極貧生活から国民的スターまで上り詰めたアイルランドの英雄。

    推定ファイトマネーは200億円以上といわれ、アメリカでのPPVの値段は約1万円。リングサイドのチケットは8月17日の時点で、1000万円の値がついている。

    試合はボクシングルールで、下馬評では2年のブランクはあるものの、メイウェザーが圧倒的に有利といわれている。

    一方、マクレガーは23日の記者会見で「1ラウンドで失神させる」と言い放つなど、自信を崩さない。

    この世紀の一戦の行方はどうなるのか。ボクシングWBAミドル級1位の村田諒太が予想した。

    ーー勝敗予想は

    メイウェザーが中盤にノックアウト勝ち、もしくはTKO勝ち。しなきゃダメでしょ。序盤マクレガーがラフなパンチで攻め、それをメイウェザーが受けに回る。

    1、2ラウンド、マクレガーの大きなパンチはあるものの、メイウェザーがパンチを見切って、中盤にノックアウトかなと。逆にマクレガーが変にボクシングをして、2人ともつまらない試合をするのはやめてほしい。

    ――試合の見どころは

    序盤の攻防は見てほしいですね。マクレガーが前に出てきてくれると思うので、そこが一つ、勝負の分かれ目。マクレガーが勝つチャンスがあれば序盤。

    メイウェザーが2年間のブランクで試合勘が戻っていなければ、チャンスはあるでしょうし、そこをいかにつけるか。自分のパンチが読まれないうちにいかに勝負をかけられるかがキーポイント。

    ――ボクシングと総合の選手ではパンチは違う

    違いますね。特にマクレガーはオープンだし、打ち方がワイルド。あのボクシングで12ラウンドもつとは思えない。だから、序盤が勝負。そこで仕掛けないと勝ち目はない。

    ――今回はボクシングルールですが、どのくらいのアドバンテージか

    ものすごいものですよ。ラグビーの選手にバルセロナとサッカーで試合をさせるようなもの。

    ーーメイウェザーへの評価

    49戦無敗のディフェンスマスターですし、ボクシング界をここまで引っ張ってくれた、ボクシングの価値をここまで上げてくれた。金額的にも一回り、二回りも上げてくれた選手。

    今は“マニー”メイウェザーのイメージが強いですけど、その前のあだ名は“プリティーボーイ”だったわけですから。それまでのファイトや陰の努力は忘れちゃいけない。

    ーー村田選手だったらこの試合を受けますか

    僕はまだボクシングで証明しなければいけないことがいっぱいあるので。それを証明し終えた後だったら。メイウェザーだからこそ許される勝負だと思います。