ウルトラマンを知る者なら泣かずにはいられない。そんなミュージックビデオが5月23日に公開されました。
台湾のバンド「Mayday」の「少年他的奇幻漂流」のMVです。
MVの始まりはウルトラマン好きならうなる、渦巻きを巻いたタイトルロゴ。
ウルトラマン(ネオス)と彼のファンである少年の物語です。
ウルトラマン(ネオス)とバルタン星人が台湾を舞台に戦いますが...街は戦いによって破壊されてしまいます。
倒壊したビルを支えるウルトラマン。しかし、ボロボロになった街に怒りを覚えた人たちは、プラカードを持ち、ウルトラマンに出て行くよう訴えます。
復活したバルタン星人と再び戦うウルトラマン。バルタン星人を持ち上げ、勝利するかに見えたのですが...道路には逃げる人々がいるため投げることができず、けっきょくウルトラマンは敗れてしまいます。
どうすればよかったのか。橋の上に座り、物思いにふけるウルトラマン。ついには地球を飛び出し、月でひとり思い悩みます。
一方、ウルトラマンファンの少年は、同い年の子にウルトラマンのお面を踏まれるなど、いじめに遭います。
バルタン星人が出現した地球に戻り、戦うウルトラマン。しかし戦いの中、モニターには「出て行け」と訴える地球人の姿が。
雨が降る中、悩みを深めていくウルトラマン。彼と、彼を愛する少年のこの後はどうなっていくのか。正義とはなんなのか。続きはぜひ、MVでご覧ください。
歌うのは台湾の人気5人組バンド「Mayday」
1999年にデビューした彼らは、台湾だけでなくアジア全土で活躍。日本でも今年2月に日本武道館で2Daysライブを開催しています。
新浪エンタメによれば、ウルトラマンをMVで起用すると決めたのは半年前。
MVのテーマがヒーローであったこと、さらに台湾では日本のテレビ番組が昔から放送されており、Maydayの5人は小さい頃からウルトラマンのファンだったことから決まりました。
制作には、円谷プロダクションも協力しています。