ついに今夜21時、日本代表がロシアW杯初戦となるコロンビア戦に臨む。

6月19日、朝刊スポーツ紙6紙の1面を見ると4紙が1面で日本代表を取り上げた。

一方、東京中日スポーツは中日・松坂大輔の負傷の話題、デイリースポーツは618日に起きた大阪北部での地震についての阪神の選手たちの反応だ。
日本代表を取り上げた4紙の1面はいずれも香川真司だった。
コロンビア戦の予想スタメンは?
朝刊6紙のスタメン予想はほぼ一緒のものとなった。

スポーツニッポン、サンケイスポーツ、スポーツ報知は上の図のスタメンを予想。
既存のメンバーに、12日の親善試合パラグアイ戦でよかった香川、乾貴士、柴崎岳が入った布陣だ。
一方、日刊スポーツ、トーチュウ、デイリーはCB槙野智章に代わり、こちらもパラグアイ戦に出場した昌子源の起用を予想した。
各紙ともパラグアイ戦との親善試合で活躍した香川のトップ下と予想。本田圭佑は6紙ともベンチスタートとした。
ここまでスポーツ紙の中でもっとも西野ジャパンに懐疑的だった日刊スポーツ。1面は香川の独占手記となるが見出しは「先発したら勝てない香川 負の10番打ち破る」とパンチが利いている。
中面ではドイツに勝利したメキシコをお手本にするよう書いており、全般的にポジティブな記事が並んだ。
サッカー専門媒体が進める戦術は?
BuzzFeed Japanでは6月1日、サッカー雑誌「フットボリスタ」編集長・浅野賀一さん、「フットボールチャンネル」編集長・植田路生さんを招き、日本代表について語る生放送を行った。
その際、両編集長からはコロンビア戦はこう臨むべきとの戦い方を聞いた。
「フットボリスタ」浅野編集長は5バック。

「フットボールチャンネル」植田編集長は岡崎と原口の両翼が守備に奔走する布陣を進めた。

両編集長は守備を重要視。得点を入れられないことを最優先にすべきだと番組では語った。
「南アフリカで見せたように、集中力を切らさず、我慢強く守るのは日本のよさ。一致団結して守ると、サッカーはなかなか点が入らない。どこのチームも大変。消耗戦に持ち込んで、引き分けでもいいし、ワンチャンスで点を狙えば勝機はある」(浅野編集長)
ロシアW杯、強豪アルゼンチンと引き分けたアイスランド、前回優勝国のドイツに勝利したメキシコ、フランスに惜敗したオーストラリアなどコレクティブな守備を見せたチームが強豪国を苦しめる場面が多い。
W杯では1998年のフランス大会以降、初戦に勝利したチームが85%の確率で決勝トーナメントに進出している。
3試合のうちの1試合ではなく、今大会での流れを決める、もっとも重要な第一戦。果たして日本代表はどんな戦いを見せてくれるだろうか。