サッカーJ1昇格を決めたV・ファーレン長崎 入場者数が収容人数を超える?

    収容人数を2000人超え!?

    サッカーJ2のV・ファーレン長崎は11月11日、今シーズンのホーム最終戦の対カマタマーレ讃岐を3対1で勝利し、2位が確定。初のJ1昇格を決めました。

    サポーターは歓喜。Twitterには喜びの声や、就任一年でJ1昇格を決めたクラブの社長を務め、ジャパネットたかたの創業者でもある髙田明氏を賞賛する声などが多く溢れました。

    一方でこのようなことも話題に…。

    観客数がスタジアムの収容人数を超える…?

    11日の試合の入場者数は22407人(クラブ発表)。トランスコスモススタジアムの過去最高入場者数は2013年3月10日の対G大阪戦の18153人で、今回初の2万人超えを記録しました。

    しかし、同スタジアムの収容人数は20246席です。約2000人が収容人数をオーバーしており、ネット上では「大丈夫なの…?」「立ち見でもそんな場所あるのか?」などの声が上がりました。

    一般的に「動員数」を「収容人数」で割った値が「収容率」です。この日の収容率はなんと110.67パーセント。収容率が100パーセントを超える試合は国内の試合では異例といえます。

    BuzzFeed Newsは同クラブに当日の対応方法を聞きました。広報担当者が答えます。

    −収容人数を2000人も超える人をどのように収容したのでしょうか?

    未就学児は保護者の膝上に着席していただきました。合わせて、席に座れなかったお客様がコンコース等で立ち見をされていました。

    −消防法など安全面は…?

    今後、該当箇所より指示、指導がございましたら確認の上、ご対応させていただきます。現時点では連絡等はございません。

    −今回の入場者数をみて率直な感想をお聞かせください。

    今季ホーム最終戦で、クラブ史上最多となる観客のみなさんに来場いただき、かつJ1昇格を決められたことを大変うれしく思います。歓喜の瞬間を見るために、遠路来ていただいた一人でも多くの方々に見ていただくために、スタッフも安全面、運営面で展開させていただきました。

    勝てばJ1昇格という中で勝つことができたのは、スタジアムに足を運んでいただいた観客、そしてファンのみなさまの声援があったこそです。心より感謝申し上げます。


    ちなみに1995年の9月9日の浦和レッズ対ジュビロ磐田戦でも、浦和駒場スタジアムの収容人数21500人に対し、22150人の観客が集まることがありました。

    それと比べても今回のV・ファーレン長崎の入場者数が桁違いなのがわかります。

    いずれにせよJ1昇格、おめでとうございます!

    BuzzFeed JapanNews