若い人たち「写メ」って知っていますか?
もうすぐ40代になる男が「現場の“シャメ”送って」とか「請求書は手書きでいいから“シャメ”で送って」と度々言ってくるから、“シャメ”ってのは田舎の方言とか何かの専門用語かなと思ってたんだけどさ。J-PHONEという携帯電話事業者が提供してた“写メール”というサービスの略称らしい。
写メとは、2000年にJ-PHONE(現ソフトバンク)が提供を始めたカメラ付き携帯電話で撮影した写真を、メールに添付して送るサービスです。
16年前にスタートした写メ。それを知らない世代が登場し、Twitter上は騒然としました。
若者は本当に「写メ」を知らないのでしょうか? BuzzFeedは渋谷を行き交う若者5組にインタビューをしました。
「3歳から携帯持っているし、知ってるよー♡」

「3歳から携帯持っているし、知っていますよー。普通に今でも使います。けど写真を送るって意味じゃなくて、『写メ撮ろー』『写メ送って』とか写真全部をまとめて言っている感じ。自撮りも写メって言うかな」
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ちなみに持参したガラケーで自撮りをしてもらったら、このような感じに。「画面小っっさ!! ハマらないわ」とじゅんなさん。

「お母さんが言っていました」

「知っているけど使わないかな。普通に『写真送って』と言いますね。あ、そういえばお母さんが、写メって言っていました!」
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いまの高校生がガラケーで自撮りする光景、新鮮でいいな……。

「全然盛れねー!!」

「普通に知っているし、学校でもみんな言っているよ。『写真を撮る=写メ』って意味で使っているかな。カメラ付き携帯って日本が初なんだ。どーでもいい(笑)。てか、全然盛れねー!!」

「具体的なことは知らないけど……」

「起源とか語源など具体的なことは分かりませんが、写メという言葉自体は知っていますし、使っていますよ。いやーこう比べてみると、iPhoneって素晴らしいですね」
「アメリカで育ったので使いません」

「3歳からアメリカで育ったので、なんとなく意味は知っていますが、使いませんね。『写真送るね』とか『Selfie(セルフィー)しよう♡』と言います。あ、そうか。フィルターないんですっけ?」
このように「写メ」という言葉自体は若者に知られており、いまでも使われている様子。
しかし、「写真をメールで送る」という本来の意味からは変化して、スマホで写真を撮ること、あるいは写真そのものを指すようです。
いつかは「スマホってなに?」っていう世代も出てくるのかな……。