躍動感、ハンパない… 桜の中でふんどし姿で踊るダンサーが美しい

    まずは、その写真をご覧いただきたい。

    花見シーズン真っ只中だが、Twitter上では少し変わった桜の写真が話題になっている。

    桜の中で見事なふんどし姿を披露しているのは、ダンスパフォーマーの五十嵐結也さん(@igachan999)。BuzzFeed Newsの取材に答える。

    「もともと、この格好は友達の結婚式の司会進行をやったことがきっかけでした。その時は白いふんどしもいて、紅白で縁起が良いとしてパフォーマンスをしていたんです」

    「それをSNSにアップしたら仲の良かったカメラマン兼ダンサーの飯野さんが『桜が舞う季節になったらその衣装で写真を撮らせてくれ』と言われ、今回に至りました」

    撮影を担当したカメラマンの飯野高拓(梅棒)さん。写真のテーマは「まさに見たまま『ダンサー五十嵐結也』です」とのこと。

    「一般的には、コンプレックスとされがちな肥満体型や濃い体毛、短い手足を表現の武器として舞い踊る五十嵐氏。荒々しくも繊細で、真剣に踊っているのに、どことなく漂う笑いの要素が一枚の写真におさまるようにしました」と話す。

    ツイートは3万件以上リツイートされている(4月11日時点)。反響には、五十嵐さんもかなり驚いたようすだ。

    「いやぁ、かなりビックリしてますよ! あまりのリツイートの勢いにオシッコ漏らすかと思いました(笑)。ただ嬉しかったのは、撮影現場で周りの人たちが温かく見守ってくださったことです。お婆ちゃんなんかは仏様でも見るかのような眼差しで手を握ってくれました(笑)。あらためて、赤いふんどしの縁起物としての力を感じましたね」

    「あと、予想以上に『美しい』と反応してくださったことには嬉しい限りで、飯野さんのお陰でこんな現象にまで膨らんだなと思っています。 今後も『ふんどし日和』というタイトルで季節を追いかけて写真を撮っていこうかと考えています」