【激闘10時間】舛添要一都知事が続投 ということで「舛添ゲーム」をクリアした

    「くさい話とおいしい話は紙一重」

    6月6日、舛添要一都知事は、政治資金の私的流用疑惑などについて弁護士同席のもと記者会見を行いました。

    会見で調査を担った佐々木善三弁護士らは、漫画「クレヨンしんちゃん」や美術品の購入、家族同伴の宿泊費は不適切と指摘

    また、舛添氏は進退について「公私の区別を明確にして、粉骨砕身、都政の運営に努めて参りたいと思っております」と辞職する意思がないことを強調しました。

    ネットメディアは報道ではない」と都議会に取材を断られたBuzzFeedですが、都知事の謝罪会見は中に入れてもらえました(記事はこちら)。

    この記事では、知事に敬意を表して「舛添要一 朝までファミコン」をレポートします。

    同作は1992年にココナッツ社より発売されたファミコン用ゲームソフト。当時、まだ政治家ではなかった舛添氏が監修を務めています。

    ストーリーは、主人公の藤沢和人(以下、私)がココナッツ商事(以下、我が社)のプロジェクトを成功させるために奔走するもの。

    現在、同作は高騰。Amazonで新品は19000円で取り引きされています。BuzzFeedは、中古品を運良く手に入れることができました。お値段4330円(配送料込み)。

    さて、ゲーム内で舛添氏は、アドバイザーとして登場します。

    ゲームは、我が社の社運をかけたプロジェクト「グリーン計画」の指揮をとっていた中村部長が、病気で倒れてしまうところから始まります。

    浅井常務から「君が指揮を取れ。金はいくら使ってもかまわん!」と私がリーダーを任されます。

    こちらが私の部下の近藤です。美人。

    このようなお色気シーンもあります。

    主要取引先である大川興産・大川英司社長の接待に向かいます。大川社長の趣味はゴルフ。酒癖が悪く、極度の女好きです。

    登場人物の趣味嗜好を理解しておくことが、ゲームクリアの鍵です。

    お気に入りの料亭でひたすら飲ませば、機嫌が取れます。ちょろいもんです。

    接待を終え、翌日。派遣社員の道上からセクハラの相談をうけます。営業二課の井上課長から給湯室でお尻を触られたそう。トラブルは尽きません。

    ここで舛添氏の登場! 待ってました。「いつでも力になります」と心強い言葉をかけていただきました。

    病院を出て、今度は丸ノ内銀行の中隅頭取とスポーツジム「ジグザズ」で汗を流します。丸ノ内銀行は、大川興産の融資元。

    中隅頭取の心さえ掴めば、一気にこのプロジェクトが円滑に進みます。慎重に攻めます。

    中隅頭取の協力もあり無事、グリーン計画に必要な土地の買収が決定。やっと第2章をクリアです。ここまで6時間かかっています。

    ちなみに章の合間には、ビジネスや舛添氏にちなんだクイズを強制的にやらされます。

    「ググれば余裕」と思っていましたが、途中からググるのも面倒になったのでて、適当にやります。

    また、ビジネスにおける格言のようなものも要所で出てきます。

    首、どうなってんだよ。

    さて、順調に進んでいたグリーン計画ですが、新聞に「地元住民から強い反対の声」という記事が掲載されます。我が社はパニック。

    どうやら社内にスパイがおり、ライバル社にリークしているよう。

    さらに、打ち合わせ目的で派遣社員の道上とホテルに入り込む写真が撮られ、それが社内にばら撒かれました。

    ハメられました……。井上がどうも怪しい。

    この一件が発端となり、私はエクアドル支店への左遷されそうになります。絶体絶命のピンチです。

    こんな時の舛添氏。「くさい話とおいしい話は紙一重ですよ」とアドバイスをもらいました。”ピンチはチャンス”ってことですね! 頼りになるぜ、舛添さん。

    ネタバレになってしまうので割愛しますが、ピンチに立たされていた私も、舛添氏と同僚の協力により、なんとか社内のスパイをあぶり出しました。

    スパイを追放後、グリーン計画は当初の予定通り進行できることになりました。さらには課長から部長に昇進。

    約10時間かけ、ゲームをクリア。

    残念ながら、途中のクイズの成績が悪く、舛添事務所に私のポジションはないようです。

    会見の最後で舛添氏は、こう述べました。

    「自分に足りなかったことを反省させていただける機会だと自分を戒め、生まれ変わった気持ちで新たに都政のために尽くさせていただけるように、明日からの一般質問で都民の皆さまへの説明責任を果たしたい」

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