歯医者で「痛かったら手を挙げてくださいね」と聞かれたこと、ありませんか?

現在、虫歯の治療で歯医者に通っているのですが、このようなやり取りをよくします。
そこで痛くて手を挙げるのですが、「はーい。もうちょっと我慢してくださいね」と流されます。「だったら聞かないでくれ」と……。
というわけで、BuzzFeedは現役美人歯科医のゆんみよんさんに、その真相を聞きました。
かわええ……。靴のサイズは24.5センチ。

「痛かったら手を挙げて」の真相
確かに「ちょっと痛いけど我慢してね」なんて腑に落ちませんよね(笑)。
術者側から聞く場合、おそらく痛みにより、治療の到達度を確認するのが目的だと思われます。
例えば、歯の神経を抜く治療の場合、当然麻酔をしますから、その歯の神経自体に痛みはありません。
しかし、神経を取った歯の根っこの外や先端には、さらに神経や血管が続いています。
そのため、根っこの先端付近で痛みがある場合は、器具が神経の先まで到達したかを確認できる1つの指標となるのです。
そのため、患者様側から手を挙げてもらうことが重要になります。
通常、根っこの先付近で痛みが伴えば、その位置より先に器具をどんどん進めていくことはしませんからね。
「我慢してね=もう少しで処置が終わるよ」と伝えたかったのではないでしょうか。
聞かないといけない決まりとかあるの?
特に規則などはありませんよ。
しかし、治療中は高速の回転器具を使ったり、水を出しながら行うことがあったりするので、治療中に患者様側から直接、言葉で伝えてもらうことは非常に危険です。
また、器具は基本的には右側で使用することが多いです。手を挙げた時に術者にぶつからない反対の左手を、多くの歯科医師は患者様に挙げていただくよう伝えています。
本当に痛みがある場合はもちろん、痛みが出てきた時点で、術者に手を挙げて教えてくださいね♡