7月30日は、土用丑の日でした。ニホンウナギは国際自然保護連合の絶滅危惧種に指定され、漁獲量が減少しています。

そのため、毎年この時期になると、ウナギ保護の声が挙がります。各社、ウナギの代替品を販売しますが、今年注目を集めたのが「近大ナマズ」。

ウナギはあるが、ナマズがない店頭
近大ナマズとは、近畿大学が開発した「うなぎ味のナマズ」。同大はエサや水質を工夫し、身に臭みがなく、皮も軟らかいナマズの開発に成功。昨年11月には鹿児島県内に生産会社も設立しています。
流通大手のイオンは今年、この近大ナマズで土用の丑の日商戦に挑みました。
BuzzFeedは実際に食べてみようと思い、当日、都内のイオンを巡りました。しかし、その話題性からか、どの店舗も売り切れ。
「ウナギは残っているが、ナマズがない」
気になる味は……?
Twitterユーザーの反応を見ていると、「うなぎの代替え品としては厳しい」「白身の魚っぽい」「普通のナマズとして売った方がいい」という意見があります。
土用の丑限定、数量限定ってなってたのでネタとして頼んでみた話題の近大ナマズ(笑) ナマズとしては臭みもないし、身もしっかりしてて美味しいと思う。でも鰻の代品としては、うーん、って感じ。鰻のあの脂ののりとふわふわ感がないからかな。
土用の丑の日、近大ナマズ蒲焼き一切れ799円ナリを食べてみた。 端のカリカリしている部分にはウナギっぽさを感じたけど、身の分厚い部分は残念賞。泥臭さが無い美味しいナマズで売り出した方がイイと思う。
ディナーは手前は近大ナマズ、奥は中華激安ウナギ丼(^-^)ナマズは尻尾に近い方は鰻に似てる食感だったけど、お腹の方は普通の白身魚っぽかった(^-^)味は濃いタレ味だから?です(._.)価格設定が微妙な感じだけど半額だったら良いかな
結局、ナマズは売れたの?
ナマズは実際、どのくらい売れたのでしょうか? イオンは本州、九州の121店舗で半身の近大ナマズ5000枚相当を販売しました。値段は1枚1598円。
結果は、先行販売の23、24日と30日の3日間で見事完売。
広報担当によると、そもそもウナギの代替え品ではなく、”土用の丑の日新定番”になれば良いと話します。ウナギとナマズの両方を楽しんでくれればとのこと。
「今後も展開していくか」との問いには、近大ナマズはまだ数が安定せず、そのため価格も高い。手頃に楽しんでもらうには、まだ高いと考えているそう。
しかし、好評だったので、数が安定してきたら、再販は考えますとのこと。
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ほかにも、「瀬戸内産はもの蒲焼き」「豚肉の蒲焼き」などが並んだ今年の丑の日。代替品は定着するのでしょうか。そして、ニホンウナギの保護問題は……。
そりゃ土用丑の日だからといって、スーパーにこんだけ鰻重並んで、売れ残って値引きシール貼られてそれでも売れ残るんだから、そらウナギ絶滅するわ。