アイドル「虹コン」元メンバーがセクハラ告発 所属事務所がコメント発表

    ピクシブ社の現社長・永田寛哲氏を提訴していた。

    アイドルグループ「虹のコンキスタドール(以下、虹コン)」の元メンバーが、当時のプロデューサーであり、イラストSNS「pixiv」を運営するピクシブ社の現社長・永田寛哲氏を提訴した。

    これをうけ、現在、虹コンが所属するプロダクション「ディアステージ」が5月30日、ホームページ上でコメントを発表した。

    なにが起こっているのか。経緯を振り返る

    元メンバーのAさんが所属していた虹コンは、ピクシブ社が2014年7月に始めた、次世代クリエイターアイドルを育成する「つくドル!プロジェクト」から発足したグループだ。

    2018年1月にピクシブ社のアイドル事業を行うピクシブプロダクションから、現在のディアステージ社に移籍している。Aさんはディアステージ社に移籍する前にグループを脱退している。

    訴状によれば、Aさんは以下の3つのセクハラがあったと訴えている。

    1. 京都旅行に強引に同行し、同じ宿の同じ部屋に泊まることを強要した
    2. アルバイトとして、全身をマッサージさせた
    3. 脱衣所で盗撮行為をした


    Aさんは4月26日、永田氏本人とピクシブ社、ディアステージ社に損害賠償を求める提訴を起こした。

    永田氏側の代理人は5月7日の第一回口頭弁論で「京都旅行に同行し、隣で就寝」と「マッサージ」について認めた。一方、「脱衣所での盗撮」については、一部事実と違うと主張している。

    BuzzFeed NewsはAさんの証言と永田氏に取材した記事を5月26日に掲載。また、写真週刊誌「FLASH」も6月12日号でこの件を報じている。

    ディアステージ社「コメントを差し控える」

    ディアステージ社は5月30日、公式サイトにコメントを掲載。

    コメントではFLASHが報じたことに触れ、「当該訴訟が現在も係属中であること、訴訟の内容に訴訟当事者を含む関係者のプライバシーに関する事実が含まれている」とした。

    その上で「弊社としては当該訴訟が終結するまで取材等を通じたコメントを発表することは差し控えさせていただいております」とした。

    また、2017年12月1日に同社の取締役に永田氏が就任する発表があったが、その後、永田氏から就任を辞任する旨の申し出を受けたとのこと。

    諸事情を考慮し、取締役就任は中止したことも発表した。今後も就任の予定はないとしている。

    ピクシブ社もBuzzFeed Newsの取材に対し、「取材は控えさせていただく」とした。

    BuzzFeed JapanNews