水害で話題、断水復旧後にトイレを流すと破裂?

    はじめにトイレを使うとウォシュレットが破裂するとの情報もありますが…。

    西日本を中心に大きな被害が出ている「平成30年7月豪雨」。

    多くの地域では、まだ断水状態が続いていますが、断水から復旧したときの「トイレの使い方」がTwitterで話題になっています。

    拡散されているツイートによれば、断水から復旧後、はじめにトイレの水を流したことにより、タンクやウォシュレットが破裂するケースが相次いでいるとのこと。まずは、洗面台や台所の水から流して、空気を抜くように促しています。

    TOTOに聞いてみた

    タンクやウォシュレットが破裂するケースは出ているのでしょうか。また、断水から復旧したときに注意する点などあるのでしょうか。ウォシュレットを販売するTOTOに聞いてみました。同社広報部が答えます。

    「今回の豪雨被害によって、弊社製品(ウォシュレット・タンク)での衛生陶器商品が破裂したとの情報は寄せられておりません」

    しかし、こうも話します。

    「断水解除後、 水道管に入り込んだ空気や砂など異物により、水栓(蛇口)やトイレなど器具が不具合を起こす恐れがあります。通水時に急激に押し出されることによって、トイレに限らず、水栓につながっている電化製品は、部品の破損を引き起こす可能性はゼロではございません」

    TOTOによれば、断水から復旧後は、まず水道管に入り込んだ空気や異物を除去する必要があるとのこと。

    屋外の単水栓などから、水が透明になるまでしばらく水を出し続ける必要があるといいます。

    TOTOは、断水復旧後の注意点をホームページ上に公開しました。

    また、断水時にトイレの水を流す方法も動画で紹介しています。

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