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安倍首相の街頭演説で「安倍やめろコール」 石原経済再生相は「民主主義を否定」と非難

告示後、最初で最後の街頭演説だった。

安倍晋三首相は東京都議選の選挙戦最終日となる7月1日、JR秋葉原駅前で街頭演説をした。6月23日の告示後、街頭に立つのは今回が初めて。

駅周辺は大勢の人で埋め尽くされた。そのなかには、安倍首相の登場前から「安倍やめろ」とコールを繰り返す人々もいた。

石原伸晃経済再生相がマイクを握ると、ブーイングが起きた。

「せっかく安倍総理総裁の話を聞きにお集まりいただいているのに、一部の人たちがこのように演説自体を邪魔する。こういうことを惹起させてしまったのは、権力、政権をお預かりしている私どもの仲間の中に、都民のみなさま方の声に(耳を)傾けなかった、また、あぐらをかいていた、こういう人間がいたから、そこに乗じて」

石原氏は、コールに対してそう言及した。

ここで安倍総理が登場する。石原氏は続ける。

「このあと安倍晋三総理総裁からお話があると思いますけれど、政権をお預かりする身として、一部の人間が不用意な発言、不用意な行動をしたことによって、お話を聞きに来てくださった方に対して、あのようなかたちで邪魔をする人たちが来てしまったことは本当に申し訳ないと思っています」

また、こうも非難した。

「(これは)ある意味で民主主義を否定します。自分たちの主義主張があるならば、自分たちの応援するところに行って主義主張をするのが民主主義の基本でありますけれども、残念ながら反対をすることだけしかできない人たちが、さまざまな会場で選挙の妨害を繰り広げたということは、民主主義を守っていく私たちとしては、情けなくも申し訳なくも思っている」

演説終盤でもこう言及した。

「このように邪魔をする人たちが自由民主党の演説会に入って参ります。これは私は悲しいことだと思います」