会社で使う伝票の背貼テープ。なんであの柄なのか知ってますか?

    よく見るあの柄はどこからきたの?

    「伝票でよく見るテープ。迷彩と明細をかけた先人のダジャレなのでは?」

    伝票等でよく見るこの柄のテープ。 ひょっとして「迷彩」と「明細」をかけた高度な先人のダジャレなんではなかろうか?

    この発見に「うまい」「これ気づいた人、天才じゃない?」と感心する人が続出しました。

    と思ったら、「迷彩」ではなく「マーブル」では? という指摘が。

    @uran120 伝票の背表紙は確か、マーブルと呼ぶ仕上げ方法の一つだったと記憶しているけどなぁ、因みに黒い奴はクロスしようとか言っていたと思っていたが記憶違いかもしれんけどなぁ

    この柄は一体何? ということで、BuzzFeed Newsは横浜市の印刷会社、野毛印刷社に話を聞きました。

    マーブル=大理石

    印刷にマーブル模様が登場したのは、17~18世紀頃のヨーロッパ。

    ヨーロッパから日本に

    日本にもヨーロッパで使われていた小口面のマーブル模様が伝わりました。

    野毛印刷社の運営するサイト、ヒラメキ工房によると、明治時代には書籍や帳簿の小口面に使われていました。「帳簿から一枚抜き取ると模様がつながって見えないので、抜き取ってもすぐにわかってしまう」という改ざん防止目的だったそうです。

    その後、小口面に使われていたマーブル模様が、背をマーブル柄のテープで包むマーブル巻として使われるようになります。

    「(マーブル巻は)戦前からあったと考えられますが、多く出回り始めたのは昭和30年以降と考えられます」

    事務用品の伝票などで親しまれてきたマーブル巻き。ただ、近年マーブル巻の使用は減っているそうです。

    マーブル柄の封筒や便箋

    BuzzFeed JapanNews