「#家にいるだけで世界は救える」新型コロナに立ち向かうためにTwitter民が団結した

    新型コロナウイルスの感染拡大防止で関東などでは外出自粛要請が。Twitterでは #家にいるだけで世界は救える とのハッシュタグが広まっています。

    新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、3月28、29日の週末、東京都と隣接する4県は共同で、不要普及の外出を自粛するよう要請を出しました。

    桜が咲く時期、外に出たい気持ちをグッとこらえて家にいる…少し残念な気持ちになってしまう人も少なくない中、Twitter上では「ポジティブなメッセージで行動を変えよう」と、あるハッシュタグが広がっています。

    #家にいるだけで世界は救える

    「不要不急の外出自粛」よりもポジティブなコピーで行動を変えよう。 日が暮れてきたのでマンションポエム夜景Verを作成しました。

    @milnii_san

    「『自粛ではなく、この状況救うために家にいるよ』と自分を少し勇気づけてもらえれば」ーー。

    そんな思いで、ハッシュタグ #家にいるだけで世界は救えるのコピーを発案したのは、普段は企業広告やSNSマーケティングの仕事をしているという、みる兄さん(@milnii_san)です。

    みる兄さんはBuzzFeed Newsの取材に対し、こう話します。

    「自粛や規制されてると思うと疲れますが『僕ら(私たち)も世界のためになっている』と思うと気も晴れると思います」

    「不要不急の外出自粛」よりポジティブなコピーで行動を変えよう。

    ゲーマーなのでこのクリエイティブも作ってみました。「不要不急の外出自粛」よりもポジティブなコピーで行動を変えよう。 #家にいるだけで世界は救える

    @milnii_san

    ハッシュタグを作ろうと思ったきっかけは「『外出禁止』と頭ごなしに命令されると人間は従いたくなくなる。ポジティブなコピーをもっと拡散してほしい」というツイートを見かけたこと。

    普段のSNSマーケティングなどの仕事の経験を活かし「どうしたら、ポジティブに行動を変えれるかな?」と考え、フリー写真の素材と組み合わせて作ったそうです。

    「自分の写真やテキストにこのタグをつけて、つながりのある人が『いいね、それ!やろう!』とポジティブに選択してくれると良いなと思います」

    みる兄さんは「息子と娘にも『大好きなおばあちゃんや友達のために、家にいようよ』と伝えています」とも話します。

    週末の外出自粛初日の3月28日午後にみる兄さんが投稿した、ハッシュタグ #家にいるだけで世界は救える は、土日で多くの人に広まりました。

    「家にいるだけで優勝!!」

    家にいるだけで優勝!!コピーは、みる兄さん(@milnii_san) #家にいるだけで世界は救える を #タイポグラフィ で広めたい。

    @sawatari1988

    「のんびりしよう」

    のんびりしよう #家にいるだけで世界は救える

    @ryusei_

    「好きなものを食べたり、好きなだけ寝たり…家でもできることはたくさんある」

    おうちの中でも、 好きなものを食べたり、 好きなTVや映画や動画を見たり、 好きな本や漫画を読んだり、 好きな曲を聴いたり口ずさんだり、 好きな人に連絡を取ったり、 好きなだけ寝たり。。 家でもできることは沢山ある☺︎♪ #家にいるだけで世界は救える #おうち時間

    @labi0x0

    「#外出禁止がポジティブになるコピー」のハッシュタグも

    最近とっても良い子だからゲージ開けっ放しにしてて、今日は起きたら我らのベットにこっそり移動して寝てらした我が子🐶全ての行動が可愛すぎて、ひとつひとつの行動を全部見逃さず見れて、、、もう家楽園じゃん。 #めちゃ雪 #家にいるだけで世界は救える #外出禁止がポジティブになるコピー

    @mizuna225

    「#家にいるだけで世界は救える」のハッシュタグの他に、「#外出禁止がポジティブになるコピー」というハッシュタグにも、Twitter上ではたくさんのアイディアが寄せられています。

    新型コロナウイルスは、東京都などを中心に日本国内でも感染数が急増しており、安倍首相は3月28日の会見で「いつ急拡大してもおかしくない。長期戦を覚悟する必要がある」とも話しました。

    新型コロナウイルスは、感染していても無症状だったり、症状が軽かったりすることもあるので、できるだけ外出は控えて、感染がこれ以上拡大しないようにすることが外出自粛要請の狙いです。

    3つの「密」を避けて行動を

    この新型コロナウイルスは「密閉空間であり、換気が悪い」「近距離での会話や発声がある」「手の届く距離に多くの人がいる」という3つの条件が揃う場所では、集団感染(クラスター)発生のリスクが高いといわれています。

    それらの場所を意識して避けることで、自分だけでなく家族や友人、同僚など大切な人の命を守ることができます。

    今回は、週末のみの外出自粛要請でしたが、今後もハッシュタグ「#家にいるだけで世界は救える」にあるようなポジティブなマインドで、一人一人ができることを実行していきたいですね。