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あなたがいま1番、政治に“どうにかしてほしいこと”って?聞いてみてわかったのは、意外な結果だった

秋に行われる衆議院議員選挙に向け、投票の際に重視する「争点」などを聞くアンケートが実施されました。見えてきた意外な結果とは…?

今、あなたが、一番困ってることは?政治にどうにかしてほしい問題ってなんですかーー?

秋に行われる衆議院議員選挙で、投票の際に重視する「争点」などを聞くアンケートが実施されました。

アンケートを実施したのは、衆院選で若者層などの投票率アップを目指すプロジェクト「目指せ!投票率75%」。

4万4629人が回答したアンケートの結果からは、主に若年層が重視する、意外な「争点」が明らかになりました。

Getty image

(イメージ写真)

アンケートはGoogleフォームを使い、2021年8月26〜31日に実施されました。

「目指せ!投票率75%」は、衆院選の投票率を上げるために、有志が立ち上げたプロジェクト。子どもや若者、貧困、LGBTQなどの問題に取り組む団体のメンバーたちが実行委員を務めています。

衆院選で投票する際に重視する社会問題・政策分野で、得票率が高かった上位10個が選ばれました。

「目指せ!投票率75%」ウェブサイトより / Via mezase75.jp

4万4629人の回答から選ばれた「みんなの争点」は、このような結果になりました。

1・ハラスメントを禁止し、性暴力被害者を支援

2・投票しやすいシステムの整備

3・労働環境の男女格差解消

4・女性や障害者、性的マイノリティ、外国人への差別の撤廃

5・教育無償化など教育費の負担軽減

6・コロナ禍の影響などにより苦しむ人への経済支援

7・LGBTQの人々の人権保障

8・選択的夫婦別姓の導入

9・子育て支援の拡充

10・防災や被災地支援

これらに、他に関心が高かった3つの争点が加えられ、「争点10+」となっています。

11・消費税含む税制改正

12・女性議員比率の適正化

13・日本にいる難民・外国人への人権配慮と支援強化

これらの争点は後日、「〇〇に賛成ですか?」「〇〇について施策を検討していますか?」などの質問形式にして、各政党や候補者に対しアンケートが取られます。

その回答の結果も、衆議院議員選挙公示日以降、「目指せ!投票率75%」のウェブサイトで公表されます。

人々の関心が高い政策分野に対する政党・候補者の意見を知ることで、「投票する時の参考にしてもらえれば」と担当者は話します。

女性や若者が多く回答。半数が「生活苦しい」

Getty Images

(イメージ写真)

団体によると、回答者は女性が80%と圧倒的に多く、年代別でも20・30代が約75%と若年層が多い結果になりました。

データ集計の担当者はBuzzFeed Newsに対し「今回の調査は、回答者に偏りがあるので、有権者全体の声とは異なります」とした上で、「しかし、この4万の民意がなかなか政治に反映されていないということは言えると思います」と話しました。

回答者の内訳は、女性が80%で、男性が12%、その他・回答しないが8%でした。

25%が「結婚している」、70%が「結婚していない」、その他・回答しないが5%。77%が「子どもがいない」と答えていました。

年代別では、19歳以下が4%、20代が40%、30代が35%、40代が14%、50代が5%、60代が2%、70代以上が0.5%でした。

今の自分の生活状況について聞かれた質問では、「とても苦しい」が8%、「苦しい」が16%、「少し苦しい」が29%と、生活が苦しいとした人が全体の半数を超えました。

生活状況が「普通」と答えた人は30%、「少し余裕がある」が11%、「余裕がある」が5%、「とても余裕がある」が1%でした。

あなたは秋に投票する?その理由は?

時事通信

アンケートでは、これまでの投票状況や衆院選についても聞かれました。

国政選挙・地方選挙などを含む今までの選挙で投票したか尋ねた質問では、35%が「すべての選挙で投票した」、42%が「ほとんどの選挙で投票した」、12%が「時々投票した」、5%が「1、2度投票した」、3%が「選挙権はあったが投票したことはない」、3%が「選挙権がなかったため投票したことはない」でした。

秋に実施される衆議院選挙について、投票するか尋ねた質問には、72%が「必ず投票する」、21%が「投票する予定である」、5%が「わからない・迷っている」、0%が「投票しない」、2%が「投票できない」と答えました。

「必ず投票する」「投票する予定である」を選んだ人のうち、その理由として、50%が「今までも必ず投票していたから」、44%が「最近、政治への関心が高まり、選挙にいくことが重要だと思うようになったから」、2%が「仕事や家庭の事情が変わり投票に行けるようになったから」、4%が「その他」としました。

「投票しない」「投票できない」「分からない・迷っている」を選んだ人は、その理由として、複数回答で「投票したい候補者・政党がいないから(22%)」、「選挙や政治がよくわからないから(16%)」、「投票に行くのが面倒だから(14%)」、「投票する意味がない・投票しても変わらないと思うから(13%)」、「選挙に行く時間がない・忙しいから(12%)」、「年齢・国籍等で投票権がないから(7%)」と回答しました。

どのような制度やきっかけがあれば投票に行こうと思うかという質問に対しては、複数回答で「スマホやPCなどでインターネット投票ができる」、「政党や候補者の主張がもっとわかりやすくなる」「コンビニや駅など身近に立ち寄る場所で投票できる」「公約実現率など候補者の功績がわかりやすくなる」などに多くの希望がありました。

総務省によると、2019年に行われた第25回参議院議員選挙での全体の投票率は49%、2017年に行われた第48回衆議院選挙では54%でした。

2017年の衆院選では、10代の投票率が40%、20代が34%、30代が45%でした。

この数字を秋の衆院選では上げていくため、「目指せ!投票率75%」では、選挙までにオンラインイベントなどを企画し、若年層への呼びかけをしていく予定です。


Contact Sumireko Tomita at sumireko.tomita@buzzfeed.com.

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