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台風での停電への備え、何をしておけばいい?熱中症にならないために、停電が発生した時の対応は

台風10号が沖縄・九州地方などに接近しています。台風で停電が発生する可能性もあります。事前にやっておくべき対策とは。

非常に強い台風10号が、九州・沖縄地方に近づいています。

上陸の可能性もあり、9月6〜7日にかけ、これまでに経験したことのないような大雨や暴風の被害が起きるおそれが。

気象庁は、自分と大切な人の命を守るために「最大級の警戒を」と呼びかけています。

台風では停電が発生する可能性もあります。命を守るために、自宅でできる「停電への備え」と「停電発生時の対応」についてまとめました。

台風が来る前に、できる対策

災害時の停電に備え、日頃から非常用持ち出し袋や自宅の防災グッズに懐中電灯携帯型ラジオ、そしてその電池を入れておきましょう。

台風の直撃などが予想される時は、台風が来る前にスマートフォンやモバイルバッテリーを充電しておきましょう。

停電が起きたときのために、液晶画面を暗くするなどのスマートフォンのバッテリー節約テクをあらかじめ確認しておくと役に立ちます。

災害発生時、窓ガラスが割れた場合などは、床にガラスの破片などが散らばっている可能性があるので、暗い中での避難は危険です。

リビングや寝室などに懐中電灯避難用の履物、停電時にも使える足元灯を備えましょう。

停電が起きたら、火災に注意

火災を防ぐため、灯や暖をとる目的でろうそくを使うのは極力避けましょう。

代わりに大きな灯がなくても、懐中電灯やスマートフォンのライトの上に水を入れたペットボトルを置いたり、白いポリ袋をかぶせたりすることで、部屋を照らす灯が作れます。

避難する際にはブレーカーを落とし電気器具のプラグをコンセントから抜き、電源が落ちていることを可能な限り確認してください。

電源スイッチが入ったままの電気器具がある場合、停電が終わって再び通電した時配線から火災が発生する危険性があります。

IHクッキングヒーターの家庭は、ガスボンベを使うカセットコンロを防災用に備えておくと安心です。

使用の際は、大きな鍋などの底がカセットコンロのボンベを覆うと爆発するおそれがあるので注意してください。

電気を必要とする医療機器などを使っている場合は、非常用電源を備えておきましょう。

熱中症にならないために。夏場の停電で注意すべきことは?

停電でエアコンや扇風機が使えない状況では、熱中症に注意しましょう。

できるだけ風通しのよい日陰で過ごし、こまめに水分補給をしてください。経口補水液なども常備しておくと良いでしょう。

特に高齢者などは熱中症に注意してください。

足を水につけたり、濡れたタオルを首に巻くのも効果的です。

熱中症になったときの応急処置として保冷剤を首や脇の下などに当てることも効果的なので、台風など予測が出来る災害の前には冷凍庫で保冷剤を凍らしておきましょう。

出典:内閣府「大規模地震発生!どうする?停電」、内閣府防災「大規模地震時における電気火災対策編 全体版」、消防庁消防大学校消防研究センター「地震後の火災防止について(注意喚起)」厚生労働省「停電時における熱中症予防について」、環境省「エコジン 熱中症対策

身近な防災グッズから災害時のライフハック、避難に必要なものや、被災者 / 被災地の健康・衛生対策まで。

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