大阪駅前になんと、アスファルトを突き破って生える「大根」が…!
大根が生えているのは、人が忙しく行き交う阪神百貨店梅田本店前の歩道橋。
歩道橋のたもとから力強く生える大根が、大阪駅前の新たな「フォトスポット」になっています。
アスファルトから力強く生えるのは、太さ約4cmの「ど根性大根」。
目線の高さから見ると一見、たんぽぽの葉のようにも見えなくもないですが、しゃがんで見ると、大根であることが分かります。
JR大阪駅と阪急百貨店、阪神百貨店などを結ぶ歩道橋の下に生えています。
大根は、新聞やテレビで「大阪駅前に生えるど根性大根」として報じられ、話題になっています。
大根の周りには、ニュースを見た人たちが集まり、代わる代わるスマホなどで写真を撮りながら、「ほんまに生えてるわ!」「なんでここに生えたんや…」と話していました。
通行人が意外に思うのも仕方ありません。生えている場所は、けっこう街中だからです。
歩道橋の後ろには百貨店、前には大きな道路があります。
TwitterなどSNS上でも、ど根性大根は話題に。
「葉っぱ側しか見てなかったから、ただの草やと思ってたわ」「大阪の新しいフォトスポット」という感想の他に、「今の季節やったら、おでんやな…」という冬らしい投稿も見られました。
過去にはど根性大根、キャラクター化、商品化も
これまでにも、各地でアスファルトを突き破って生える、ど根性大根が話題になってきました。
こちらは、2006年に愛知県御津町で見つかった「親子ど根性大根」です。
また、2005年には、兵庫県相生市那波野の道でも、ど根性大根が。
この大根は「大ちゃん」の愛称で親しまれ、相生市ふるさと応援大使としてキャラクター化もしました。
相生市観光協会公式サイトによると、大ちゃんは一度は何者かにより切断され行方不明になったそうですが、市民の「大ちゃんを戻して!」という願いにより、元の歩道に帰還。
その後、市役所で水耕栽培により新しいツボミをつけましたが、栄養不足になり、医農薬研究支援サービス会社の全面協力によって回復したということ。
畑で育てられ、「大ちゃんの子孫たち」が市場や農協などで販売されました。葉っぱの部分をミキサーで細かく刻んでかまぼこも作られ、人気を博したそうです。
大阪駅前の大根も、皆に見守られて、大きく育つでしょうか…!?
UPDATE:大根は何者かにより引き抜かれました。
大阪駅前の道に生え、話題になっていた「ど根性大根」は、11月8日夜までに、何者かによって引き抜かれました。引き抜かれた大根の穴には、「ワケギ」が残されていました。