東京・渋谷の街に虹色の旗がはためく日が来ました。
アジア最大級のLGBTQの祭典「東京レインボープライド」です。
コロナ禍での2回のオンライン開催を経て、今年、3年ぶりに代々木公園でのリアル開催が実現しました。
4月22日に始まった、プライドフェスティバルの様子をお伝えします。

気温があがり、夏のような暑さになった22日の代々木公園。たくさんのレインボーフラッグがはためきました。
「東京レインボープライド」は3日間の開催。22〜24日は代々木公園でフェスティバルがあり、最終日の24日には、プライドパレードが開催されます。
会場いっぱいに設置されたブースでは、参加者がメッセージを書き込めるメッセージボードも複数設置され、「みんなが安心して暮らせる社会に」「彼氏と結婚したい」との願いが綴られました。
3年ぶりのリアル開催で、感じる「変化」も
子育てをするLGBT家族を支援する「にじいろかぞく」は、ブースで「おやこ休憩所」と写真展を開いています。
写真展では、にじいろかぞくの会員など、いま子どもを育てているゲイカップルやレズビアンカップルなどの家族写真が展示されています。

「にじいろかぞく」副代表の青山さんはBuzzFeed Newsの取材に対し、こう話しました。
「以前は写真展でも、女性同士のカップル、またはシングルで子どもを育てる人の写真などが多かったですが、今年は、ゲイカップルのお父さんの家族が増えました」
「写真展に立ち寄ってくださる方も、子どもを持ちたいという未来を描いてブースにいらっしゃるゲイカップルが増えました。一人でふらっと立ち寄られるゲイの方もいらっしゃいました」
東京レインボープライドがリアル開催されていなかった数年で、「また一段と、子育て中のLGBT家族の状況も変わってきた」としました。
東京レインボープライド2022「プライドフェスティバル」いよいよ本日開催です✨(13時~) プライドウィーク4/22-5/8の間、以下ハッシュタグをつけてツイートするとTRPオリジナルフラッグが表示されます😊 #繋がる見える変わる #TRP2022 #東京レインボープライド #tokyorainbowpride
会場には、たくさんの協賛企業によるブースが。参加者が自由に写真を撮れるフォトブースも多く設置されています。
LGBT支援のNPO法人や、全国各地の支援団体もブースを構えました。弁護士と労働相談ができるブースもあります。
渋谷の街が虹色に。最終日には2千人のパレード
会場の代々木公園だけでなく、公園周辺にあるお店も虹色に。
商業施設のPARCOや渋谷モディの店頭も、レインボーカラーになりました。

24日午後のパレードは、代々木公園を出発し、渋谷・原宿の街を2千人が行進します。
フェスティバルへの入場は、事前予約制で人数制限がされていますが、当日券も配布されます。
パレードへの参加はすでに締め切られていますが、沿道から観覧・応援することができます。
🌈「“性”と“生”の多様性」を祝福する日本最大のLGBTQイベント「東京レインボープライド」の開催に合わせて、BuzzFeed Japanでは4月22〜26日にかけて、性的マイノリティに関する情報やインタビューを「LGBTQ特集」としてお届けします。
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