「私たちは #ウクライナを支持します。(We #StandWithUkraine)」ーー。
ロシアとウクライナの間で緊張が高まる中、13カ国の駐日大使や大使館代表が都内で2月24日朝、ウクライナの国旗を持って連帯を示しました。
主催した在日ジョージア大使館は、その動画をTwitterで公開。
しかしその数時間後、ロシアのプーチン大統領はウクライナ東部での「特別な軍事作戦」を命じ、攻撃を開始しました。
連帯を示す動画撮影を提案した、駐日ジョージア大使に話を聞きました。
私たちは #ウクライナを支持します We #StandWithUkraine
ジョージア大使館がTwitterで公開した動画
ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使はBuzzFeed Newsの取材に、「ウクライナへの支持」を表すために、主催したと話します。
「世界の多くの国がウクライナのことをサポートしているという姿勢を、しっかりとウクライナの大使館に見せたかったのです」
「戦争になってしまいましたが、境地においては、支えが大事だと思っております。ウクライナの人々には、しっかりとこれからも強くあり続けていただきたいという思いが根底にあります」
各国代表が持つ国旗の裏側がウクライナ国旗になっていて、「共にある」という思いを表現しました。
また、ロシアに対しては「我々は強い」というメッセージを発信したといいます。

この動画撮影はレジャバ大使が計画し、ジョージア大使館として、各国大使館に呼びかけて開催されました。
ウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日大使も参加し、「ありがとう」「すごく勇気が出た」と感謝の意を示していたといいます。
コルスンスキー大使はTwitterでも、「今朝、駐日ジョージア大使館が主催した連帯行動で私たちを支えてくれたすべての国に心から感謝します」と綴りました。
ジョージア大使館によると、動画には、以下の国が参加しました。
ノルウェー、アイスランド、リトアニア、カナダ、イギリス、アメリカ、ブルガリア、ポーランド、サンマリノ、ルーマニア、ラトビア、モルドバ、ウクライナ、ジョージア
レジャバ大使は参加した各国代表について、「非常にみなさん結束力があったし、どの国もウクライナのためになろうという気持ちが見受けられました」と話しました。

ジョージア大使が、ウクライナに連帯を示す提案をした理由の一つに、ジョージア自体の歴史的背景も存在します。
ジョージア北部に、南オセチアという地域があります。2008年、独立を求める南オセチアとジョージアの衝突にロシアが介入し、武力紛争に発展。多くの犠牲者が出ました。
南オセチアには今もロシア軍が駐留し、事実上の占領状態が続いています。
その時の経験があるからこそ、支持を示したのだといいます。
レジャバ大使はこう語りました。
「自分たちも経験してきたから、この大変さがわかる。ウクライナがこういう状況になり、自分たちにあったことを思い出しましたし、そして脅威をすごく感じています」
「だからこそ、東京は現地からはすごく離れているけど、ここでもしっかり集まりました。日本の方にも今起きている状況を知ってほしいという気持ちです」
「犠牲が広がらないことをとにかく願い、平和が取り戻されることを望んでいます」
