ロシアのウクライナ侵攻や円安、世界的な原材料の高騰などが原因となって、暮らしを支える様々な物の値段が上がっています。
8月も冷凍食品やパスタ、電気代などの値上げが続き、家計への影響が強まることが予想されます。
止まらない物価高騰に、NPO法人のアンケート調査には、若者たちから「本当に苦しい」「食べる量を減らしている」などの声が寄せられました。
皆さんは、値上げの生活への打撃、感じることがありますか?

8月から値上げするものは?
メーカー各社などは、以下の商品の8月以降の値上げを発表しています。
ファミチキ 180円→198円に
ファミリーマートは8月23日から、「ファミチキ」の値段を現行の180円から、198円(いずれも税込価格)に値上げ。
今後も、おむすびや弁当、サンドイッチ、惣菜などの一部で、売価(税込)1%〜17%程度の価格改定をするとしています。
バーモントカレーなどルウ、約10%値上げ
ハウス食品は8月15日納品分から、「バーモントカレー」や「北海道シチュー」などのルウやカレー関連調味調99品を、約10%値上げ。
「200gフルーチェ」などデザート12品も約8%の値上げをします。

ニチレイフーズ、家庭用冷凍食品の一部、約8〜20%アップ
ニチレイフーズは8月1日納品分から、家庭用冷凍食品の一部の価格を約8〜20%アップします。
冷凍食品では他にも、味の素冷凍食品が8月1日納品分から、「ギョーザ」「生姜好きのためのギョーザ」を除く家庭用製品47品の約6〜14%の値上げを発表しています。
日清製粉、パスタ・乾麺製品を最大8%の値上げ
日清製粉ウェルナは8月1日納品分から、パスタ・パスタソース製品を約2〜8%値上げ、乾麺製品は約3〜8%値上げします。
小麦粉やパン粉などは7月1日納品分から約4〜6%の値上げをしていました。
電気代も値上がり。前年同期比2千円以上アップも
東京電力の8月の電気代は前月比で247円増。1年前と比べると、2158円値上がりしています。(いずれも平均モデルの料金)
中部電力ミライズは、前月比で231円増。前年同期比、2132円増です。
北海道電力は前月比で99円増。九州電力は同5円増となっています。

「生活は苦しくなる一方」苦しむ若者の声
若者支援のNPO法人「D×P」は6月下旬、運営するLINE相談の登録者(13〜25歳)を対象に「値上げに関する緊急アンケート」を実施。
278人から、「生きていくのがやっと」「生活は苦しくなる一方」との声が届きました。
《夜にスーパーに少しいたんだ食材、賞味期限が間近で安くなった商品を家族で買いに行きますが、つい最近食当たりになってたいへんでした。 色々節約してますがたいへんです(16歳)》
《全てに関して値上がりをしていて、足りないものができてスーパーに買い物に行っても、値上がった金額に困惑してしまって、何買わずに帰ることも増えました(21歳)》
《政治家の人たちはみな裕福なので、私達のような明日の食事やノート代にも困るような家庭があるのをわかっていないのだろうなと感じる。お金がある人からすればたかが数十円かもしれないけれど、貧困層からするとその数十円がとても痛手になっていることを理解してほしい。(17歳)》
値上げの影響、感じることはありますか?
毎日の生活に欠かせない日用品や光熱費の値上げが続いています。
買い物をする際の戸惑いや、家計への打撃、いつも以上の節約を迫られるなど、インフレの影響を肌で感じることはありますか?
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サムネイル:getty image・時事通信