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もしかしてピザの“みみ”、残してます…? ピザハットが新しく考えた「みみまで美味しく食べてもらう」方法が天才的だった

あなたは、ピザのみみは、美味しく最後まで食べる派? 残しちゃう派? ピザハットが考えた、みみまで絶対美味しく食べられる商品が天才的でした。

ピザのみみは、美味しく最後まで食べる派? 残しちゃう派ーー?

「みみまで美味しく食べてほしい」。そんな思いで、ピザハットが考案した商品が天才的でした。

1人用のセット商品にグラタンがつけられた背景には「ピザのみみが捨てられて、食品ロスにならないように」という思いがありました。

食べ残しが食品ロスに? その対策は…

ピザハットが1月に発売したのは、ピザとグラタンを組み合わせた1人用のセットです。

ピザとグラタンを別々に食べるだけでなく、ピザのみみをグラタンにつける「つけピザ」という食べ方ができます。リリースでは、こう説明しています。

《ピザの“みみ”を最後まで美味しく食べることができ、現在、世界的に問題となっている食べ残しによる「食品ロス」を減らすことにも貢献します》

環境省によると、日本で2019年度に出た食品ロスは、約570万トン。

うち家庭で出た商品ロスは約261万トンで、事業者からは約309万トンの「まだ食べられる食べもの」が捨てられました。

ピザのみみの部分が食べ残され、ゴミとして捨てられてしまうことをどうにか防げないか。

ピザハットが打ち出した対策の一つが、このメニューでした。

ピザハットの担当者はBuzzFeed Newsの取材にこう語ります。

「ピザのみみ問題というのは私たちも認識しておりまして、どうしたら最後まで美味しく食べていただけるかと考えてきました」

「みみの部分が苦手な方は、『つけピザ』ということで、味の変化を楽しみながら最後まで完食していただきたいと思います」

みみにチーズ、ソーセージ…20年以上続ける試行錯誤

実はピザハットでは、20年以上前から、ピザのみみを残さずに食べてもらうような工夫をしていました。

今では馴染みになった、溶けるチーズが入っているピザのみみも、ピザハットでは1996年から日本で初めて導入。

その後も日本の消費者向けに、チーズの他にも、たらことジャガイモをマヨネーズであえたペースト、ソーセージを入れたものなど、様々なバリエーションが考案されました。

ピザハットが昨年実施したオンラインの調査によると、みみを食べない理由として多かったのは「みみまで食べてお腹いっぱいになりたくない」「トッピングがのっていない」などでした。

担当者は語ります。

「もったいない精神があるので食べる人もいますが、すすんで食べてきたかというとそうでもない。それなら美味しく食べて頂きたいと商品開発をしてきました」

「毎日、フレッシュな生地を店舗にて手仕込みで作っているので、出来立ての風味や食感も新鮮です。美味しさは自負していますので、残されたくない、ちゃんと食べてほしいという思いがあります」

ピザとグラタンがセットになった「グラタンMYBOX」は、3月27日まで期間限定で発売されています。

食品ロス対策のため、店舗も努力

これまでも、店舗での食品ロスを減らすためにも、さまざまな対策を重ねてきました。

オーダーを受けてからピザを作ったり、食材も当日朝や前日などに店でカットしたりし、店舗も努力をしてきたといいます。

2年前からは全社的に食品ロス対策を強化し、ロスになりやすい食材は取り扱いをやめたり、その食材をもっと使えるようなメニュー構成に変えたりしました。

その結果、「直近3カ月のロス率は0.3%」(2月中旬の取材時)で、高い時期でも1%以下まで抑えることに成功したといいます。

食品ロス以外では、▽持ち帰り用のレジ袋をサトウキビを原料とするバイオマス素材25%以上の袋に切り替え、▽チラシの印刷に植物油インキを使用、▽3月末からプラスチック製フォークを木製に変更などの環境対策を行っています。