止まぬ待ち伏せ取材。池江璃花子さんのマネジメント会社が取材自粛を再度呼びかけ

    白血病の治療に取り組みむ池江璃花子さん。家族や関係者への待ち伏せ取材が止まらないとして、そのような取材をやめるよう呼びかけています。

    白血病の治療に取り組む、競泳の池江璃花子さん(19)の所属マネジメント会社が9月19日、メディアに対して家族らへの待ち伏せ取材を止めるよう、オフィシャルサイトで呼びかけた。

    5月にサイトが開設されてから、関係者への取材自粛呼びかけは、これで3回目となる。

    池江さんの配属マネジメント会社は19日、「池江璃花子の取材に関するお願い」とし、以下のように投稿した。

    一部週刊誌等から家族や関係者の自宅近隣等での待ち伏せ等の取材行為が繰り返されており、池江並びに治療をサポートする家族や関係者の心身に影響が出ております。治療の環境を最優先に整えるため本人及び家族や関係者のプライバシーに配慮いただき、今後の取材行為を控えていただくよう再度お願い申し上げます。

    また、池江さんは「現在も病院での治療に取り組み回復に向けて全力で病気と闘っています」とし、病気療養期間中は池江選手が直接、メディアの取材に対応する予定はないとした。

    今回の投稿では、池江さん自身も19日夜、インスタグラムのストーリーで「ホームページ更新したのでよろしくお願いします」と投稿していた。

    8月にも待ち伏せ取材自粛要請

    家族らを待ち伏せしての取材は、長期間にわたり続いているようだ。

    約1カ月半前の8月7日にも、マネジメント会社はオフィシャルサイトに「マスコミの皆さまへのお願い」として、このように投稿していた。

    入院以降一部メディアの皆さまから治療をサポートするご家族、水泳関係者(コーチや選手)、大学関係者(教員や学生)、医療機関、その他関係者への個別取材や待ち伏せ等の行為が続いております。そういった行為を止めていただくよう申し入れを行って参りましたが、ご対応いただけておりません。

    このような呼びかけは、5月時点からなされていた。

    5月のサイト開設時に最初の投稿として掲載された「池江璃花子オフィシャルサイト公開のお知らせとマスコミの皆さまへのお願い」には、以下のように取材自粛が要請されていた。

    病気療養中は、当サイトを通じて最新情報を発信してまいります。ご家族や関係者への直接の取材行為は止めていただくとともに、問い合わせはマネジメント事務所へお願いいたします。

    そもそも、サイト開設自体が、過熱する各社の報道を規制するために、情報発信の場として設けられたのではという見方もある。

    闘病開始から7カ月が経過

    池江さんは今年2月、体調不良のためオーストラリアでの合宿を切り上げ、その後Twitterで白血病の診断を受けたことを報告していた。

    2月の闘病開始後、「思ってたより、数十倍、数百倍、数千倍 しんどいです。 三日間以上ご飯も食べれてない日が続いてます。 でも負けたくない」とツイートするなど、辛い治療への心情などを吐露していた。

    入退院を繰り返し治療を続けながらも、時折Twitterやインスタグラムに写真を投稿し、ファンらに向けて近況を伝えている。

    19歳になりました✌︎✌︎ 治療中は生クリームが食べられないから、 家に帰ったら美味しい生クリームが乗ったケーキが食べたい🤤🎂 #mybirthday

    @rikakoikee

    7月には19歳の誕生日を迎え、友人や家族に祝ってもらった写真も投稿していた。

    9月6日には池江さんは、都内の辰巳国際水泳場で行われた水泳の日本学生選手権を訪れ、チームメートを応援したり、集合写真の撮影に笑顔で応じたりしていた。

    また、9月16日には、病院にラジオ局を設置し闘病する患者やその家族に話を聞くというNHKの「病院ラジオ」を見て、「とても勇気をもらいました」とTwitterに投稿していた。

    NHKの#病院ラジオ を見てると病気と戦ってる人たちが沢山いて、みんな強い意志を持って治療に取り組んでいて、とても勇気を貰いました。辛いことも沢山あるけど、皆さん少しずつ良くなっていくことを願います🥺わたしもがんばろ🥺