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一部で停電のおそれも… 今すぐできる節電5つのポイント

地震の影響で東京電力管内では、電力需要が厳しい状態になっています。今すぐできる節電、5つのポイントをまとめました。

今月16日に東北地方などで発生した地震の影響で福島県の火力発電所が一部停止し、東京電力と東北電力の両管内で、電力需要が厳しい状態になっています。

政府は3月22日、初めて「電力需給ひっ迫警報」を出し、節電を強く呼びかけています。

同日は東京でも雪が降るなど気温が低くなっていて、暖房などでの電力需要が増加。電力の使用状況は午前11時現在で103%となっています。

報道によると、東京電力パワーグリッドの岡本浩副社長は22日、午前の節電効果が十分でなく、このまま推移すると夕方以降に一部で停電が発生する恐れがあると説明しています。

環境省が推奨する節電方法を、5つのポイントにまとめました。

1 スイッチオフで電気使用を必要最小限に

家やオフィス、学校などでも、使っていない照明などはこまめにスイッチを切りましょう。

照明も明るさの調整ができる場合は、最小限の灯りに設定します。

テレビやパソコンも使っていない電源をオフにし、モニターの明るさを調節しての省エネもできます。

白熱電球を使用している場合、消費電力の少ないLED電球への変更も効果的です。

2 「待機時消費電力」を削減。プラグOFFを

電化製品の節電では、使用していない場合にも電力が消費されてしまう「待機時の消費電力」を減らしていくことが重要です。

モニター表示やメモリの機能維持のために電力が消費されていることも。コンセントを抜きましょう。

環境省によると、年間を通じて家庭で消費される電力量で、待機時消費電力は約6%を占めています。

3 エアコンで節電。設定温度は「20℃」に

暖房は必要な時だけつけて、エアコンの設定温度は「20℃」に。

暖房の温度設定を1℃低くすると約10%の消費電力の削減になります。

長期的な節電対策としては、フィルターの掃除なども大切です。

4 炊飯器や電気ポットの保温は避ける…。家電の節電ハック

炊飯器や電気ポットの保温は控えましょう。

ごはんはタッパーなどに取り分けたものをレンジであたためます。

食器洗浄機は汚れを拭き取った上で節電モードに。乾燥機能はできるだけ控えるのもポイントです。

便座をあたたかかく保つように温度設定している人も多いかもしれません。トイレはできるだけ温水洗浄便座の使用を控え、使う場合は設定温度を低めします。

お風呂の自動保温をできるだけ止め、衣類乾燥機や洗濯機の乾燥機能の使用も可能な限り控えます。

5 冷蔵庫は設定温度や開閉回数がポイント

冷蔵庫の節電方法。まずは冷気が逃がさないように「空いている時間を短く、余分な開閉はしない」ことが大切です。

設定温度を弱く調整することもできます。

冷気の流れが悪くなるため、物を詰め込みすぎないようにしましょう。

調理後など、冷蔵庫に熱い食品を入れる時には、じゅうぶんに冷ましてから入れます。

冷蔵庫の周囲が壁に接していると効率よく放熱できないため、周囲5cm以上の隙間を空けることも重要です。

東京電力はBuzzFeed Newsの取材に、「計画停電は行わない方向です。そのために節電を呼びかけています」と説明。

東京電力パワーグリッドは、電力需給状況の改善のため、各地から融通電力を受電していると発表しています。