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「私たちは今日も生きています」日曜の午後、渋谷を歩いた人たちが込めた思い

3年ぶりにリアルで開催された東京レインボープライドのパレード。参加した人たちに、「ハッピープライド」に込める思いを聞きました。

「HAPPY PRIDE(ハッピープライド)!」

日曜の昼下がり、人々がそう呼びかけながら、虹色の旗を手に渋谷の街を歩きました。

コロナ禍で2度のオンライン開催を経て、3年ぶりにリアル開催された「東京レインボープライド」のプライドパレード。

パレードに参加した人たちに、ハッピープライドという言葉に込めた思いを聞きました。

「私たちは今日も生きています」「特別な存在ではない」

「ハッピープライドと言う時、私たちは今日も生きていますという気持ちでいます」

「特別な存在ではなくて、みんな普通に生きている人たちなので、みんなで幸せに生きていたいと思っています」(まみさん・40代)

「人権がきちんと守られる社会になってほしい」

「ハッピープライドという時、人権がきちんと守られる社会になってほしいという願いを込めています」

「マイノリティが置かれているチャレンジングな状況の中で、人権が尊重されていない場面がまだまだたくさんあります。そういったことが改善されるといいなと願っています」

「医療の領域で働いていますが、同性パートナーがパートナーとして認められていなかったり、トランスジェンダーの方が医療にかかりにくい状況があったりします」

「医療者がトランスジェンダーの方を興味本位の目でみて、適切でない言葉を使い、きちんと対応できていないことも。そのようなことが改善されることを願っています」(松本武士さん・30代)

「誰もが生きやすい世界に」「同じ思いで歩ければ」

「わたしはハッピープライドと言う時、誰もが生きやすい世界を願って言っています」

「今、いろんな偏見や差別というものがあると思うので、それが少しでもなくなっていけば、そういう世界をつくれると思っています」

「パレードで一緒に歩く皆さん、ベクトルの方向は同じだと思います。ですので、同じ思いを持って、楽しく明るく歩ければと思います」(大塚さん・40代)

「考えるきっかけに」「まずは知ることから」

「ハッピープライドという時、私はこの機会を自分が成長でき、性についてもっと知識を高めるようにしたいという思いを込めています」

「パレードが、自分、そして誰かがLGBTQについて考えるきっかけになればと思います。周りにはLGBTQの人たちはあまりいないですが、それは打ち明けられていないだけかもしれないです」

「知らないから拒絶している人もいると思います。まず『知ること』から、始められれば」(鈴木重一郎さん・20代)

「それが普通」「今日は友人たちとパレードを歩きます」

「ハッピープライドと言う時、どんなカップルでもその存在が『ふつう』で、別に特別じゃないという思いでいます。そして、そういう社会になってほしいと願っています」

「ゲイのカップルも、レズビアンのカップルも、セクシュアリティ関係なく、お互いを思い合っているだけ」

「カナダ・バンクーバーでの留学中は、現地でもプライドパレードに参加しました。今日は友人たちとパレードを歩きます」(なつみ・20代)

「同性カップルの存在を法的に認めてください」「同性婚の実現を」

「ハッピープライドと言う時、同性カップルの存在を法的に認めてもらいたいという気持ちでいます」

「同性婚が認められていないという現状をなんとかして変えていきたいと思っています。同性婚の実現を、一緒に目指しましょう」

「同性カップルの存在は、法的にいないものとされています。同性カップルが不安や困難に直面せずに、安心して暮らしていけるような社会を目指していきましょう」(三輪晃義さん・40代)

東京レインボープライドで、パレード参加者が呼びかける「ハッピープライド」という言葉。 この言葉を口にするとき、どんなことを伝えたいのか。込めた思いを聞きました🏳️‍🌈 #TRP2022

Twitter: @BFJNews

🌈「“性”と“生”の多様性」を祝福する日本最大のLGBTQイベント「東京レインボープライド」の開催に合わせて、BuzzFeed Japanでは4月22〜26日にかけて、性的マイノリティに関する情報やインタビューを「LGBTQ特集」としてお届けします。

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