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妊娠中はコロナワクチン受けて大丈夫?妊活中、不妊治療中は?Q&Aでの説明がわかりやすい

妊娠中、妊活中、不妊治療中などのコロナワクチン接種について、わかりやすいQ&Aが発表されました。

ワクチンで不妊になることはある?妊娠中は?流産は大丈夫?不妊治療中はーー?

日本産婦人科感染症学会はウェブサイトで7月19日、妊娠中や妊娠を希望する人たちの新型コロナワクチン接種についての「Q&A」を公開しました。

Q&Aで学会は、ワクチンは「妊娠初期を含め妊婦さんとおなかの赤ちゃん双方を守る」とし、データと共に解説しています。

日本産婦人科感染症学会 / Via jsidog.kenkyuukai.jp

Q&Aより

コロナワクチンをめぐっては、妊娠中、妊娠を希望する人たちなどから、接種を不安視する声も。また、ネット上では虚偽の情報なども広まっていました。

Q&Aでは15の質問に対し、研究結果などを参照しながら、回答しています。

妊産婦や妊活中の接種について、以下のように説明しています。

Q1:ワクチンで不妊になることはありますか?これから妊娠を考えているのですが、mRNA ワクチンを接種しても⼤丈夫でしょうか?

A1:新型コロナウイルスワクチン(mRNA ワクチン) で不妊になるという科学的な根拠は全くありません。

Q2:妊娠中の⼥性は mRNA ワクチンを接種しても⼤丈夫でしょうか?流産することはありますか?

A2:妊娠中の⼥性でも mRNA ワクチンを接種して⼤丈夫です。すでに多くの接種経験のある海外の妊婦に対するワクチン接種に関する情報では、妊娠初期を含め妊婦さんとおなかの⾚ちゃん双⽅を守るとされています。また、お⺟さんや⾚ちゃんに流産などの何らかの重篤な合併症が発⽣したとする報告もありません。

Q3:不妊治療中ですがワクチンを接種できますか?

A3:不妊治療中の⽅も、接種できます。接種後は発熱などの副反応があることがありますので、可能であれば妊娠前の接種をご検討ください

ほかにも、授乳中のワクチン接種について「mRNAワクチンは⺟乳中に分泌されませんが、抗体が⺟乳中に分泌されるので、⾚ちゃんを感染から守る効果が期待できます」と説明。

ネット上で広まっている虚偽の情報についても、否定をしています。

「ワクチンの成分や接種後にできる抗体が胎盤を攻撃すると聞きました。これは本当ですか?」という質問に対しては、「本当ではありません。ワクチンの成分や接種後にできる抗体が胎盤を攻撃することはありません」と回答。

また、「ワクチン接種者に近寄ると感染すると聞きました。これは本当ですか?」との質問には、「本当ではありません。ワクチンにはウイルスのメッセンジャーRNA(mRNA)の⼀部のみが含まれていますので、感染⼒のあるウイルスが接種者から放出されることはありません」と説明しました。

その他のQ&Aは、日本産婦人科感染症学会のウェブサイトから見ることができます。

「希望する妊婦さんはワクチンを接種することができます」3学会

Andrey Popov / Getty Images

(イメージ写真)

また、日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会、日本産婦人科感染症学会が合同で7月17日、妊産婦に向けたコロナワクチン接種についてのお知らせを発表しました。

お知らせでは、以下のように説明しました。

「すでに多くの接種経験のある海外の妊婦に対するワクチン接種に関する情報では、妊娠初期を含め妊婦さんとおなかの赤ちゃん双方を守るとされています。また、お母さんや赤ちゃんに何らかの重篤な合併症が発生したとする報告もありません。したがって日本においても、希望する妊婦さんはワクチンを接種することができます」

「妊婦健診は普段通り受けていただき、産婦人科施設以外で接種を受ける場合は、その前にかかりつけ医にワクチン接種の適否に関してご相談ください」

妊娠中に新型コロナに感染した場合については、「特に後期の感染ではわずかですが重症化しやすいとされています」と指摘。

「一般に、このワクチンを接種することのメリットが、デメリットを上回ると考えられています」として、感染が広がっている地域や感染リスクの高い医療従事者、糖尿病、高血圧、気管支喘息などの基礎疾患を合併している人に対して、「ぜひ接種をご検討ください」と呼びかけました。

ワクチン接種後には、腕の痛みや発熱などの副反応が出る人もいますが、「副反応に関し、妊婦さんと一般の人に差はありません」「発熱した場合には早めに解熱剤を服用するようにしてください。アセトアミノフェンは内服していただいて問題ありません」としました。

出産前などには、実家に「里帰り」する人も。住民票がある自治体以外の場所での接種については、以下のように説明しました。

「妊娠中の方は、里帰り先など住民票と異なる居住地で接種を受ける場合でも「住所地外接種届」の提出は不要です(「基礎疾患を持つ者が主治医の下で接種する場合」に準じた対応が可能です)」


Contact Sumireko Tomita at sumireko.tomita@buzzfeed.com.

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