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「最近の豪雨災害や夏の暑さ、おかしいと思いませんか?」高校生たちが新宿で問いかけたこと

エジプトで開かれるCOP27(第27回気候変動枠組条約締約国会議)を目前に、東京・新宿でも、Fridays For Future(FFF)東京の学生たちが気候変動への対策を求めて声を上げました。

「最近の夏の暑さや豪雨災害の被害、おかしいなって思いませんか?」

東京・新宿駅前で、気候変動について取り組む高校生や大学生が、道ゆく人にそう問いかけた。

エジプトであす11月6日から開かれる、COP27(第27回気候変動枠組条約締約国会議)を目前に、日本でも若者たちが4日夕方、気候変動への対策を呼びかけた。

「私たちの未来に関わるCOP27に注目しよう」「気候危機、何とかしたくない?」ーー。

そんなプラカードを新宿で掲げていたのは、「Fridays For Future(FFF)」東京のメンバーの高校生や大学生。

Fridays For Futureは気候変動に関する若者の団体で、世界各国で活動している。

気候変動は、人類が化石燃料の燃焼などで排出する温室効果ガスによって引き起こされる。その影響には、気温や海水温の上昇、豪雨災害の強靭化、干ばつなどがある。

日本でも気温上昇により近年、気象庁は「災害級の暑さ」という言葉を使い熱中症予防を呼びかけ、日本の海で捕獲される魚類にも変化が出てきている。

気象庁が発表した「日本の気候変動2020」によると、国内の都市化の影響が比較的小さい15地点で観測した年平均気温は、1898〜2019年で100年当たり1.24℃の割合で上昇した。

FFFの高校生メンバーの手塚隆大さん(16)はこの日、新宿を道ゆく人たちに「このままだと今までの生活が続けられないような地球になってしまいます」と語りかけた。

「今、日本で生活している中では気候変動の影響をあまり感じないかもしれませんが『グローバル・サウス』といって、南半球に住む人たちや、そしてホームレスの方など、社会的に弱い立場にある人はどんどんと気候変動の影響を受けています」

「今も危機にさらされている人がいます。気候危機は早急に取り組んでいかないといけない問題です」

アフリカなどの発展途上国は先進国と比べ、気候変動の原因の温室効果ガスの排出量が少ないにも関わらず、洪水や干ばつなどの気候変動の被害を多く受けている。

エジプトが議長国を務めることからも、11月18日まで開かれる今回のCOPでは、気候変動の影響を受ける発展途上国の各国への支援強化や対策が争点の一つとなる。

気候変動は「先の話」じゃない

2015年にパリで開かれたCOP26では、産業革命前からの気温上昇を1.5℃に抑えるという目標に合意した。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると、気温上昇を約1.5℃に抑えるためには、2030年までに2010年比で世界全体のCO2排出量を約45%削減することが必要だ。

FFFの後藤れんさん(20)は「私たちが、どれだけ気候の上昇を抑えられるかが本当に大切になってくる」と話す。

「気候変動について、『私たちには関係のない話』であったり、何か『先の話』だと思ったりしている人も多いのではないかと思います。でもそれは違います」

「気候変動の影響を受ける未来、私はとても怖いと思っています。今起こっていることやCOPについてを知ってもらうことが大切なので、COP27の期間、この日本からも声を届けていきたいと思います」

COPの会場周辺では、世界各国から集まるFFFの学生メンバーもマーチや要請活動を行う。

日本のFFFからも、有志メンバー7人がエジプトに渡航し、マーチなどに参加する。