
ケイトリン・バーチは、7歳と10歳の娘を持つ母親だ。オハイオ州のコロンバス北部に住む。彼女は、オハイオ州の田舎だと自嘲した。
しかし、自らは決して「田舎娘」ではないと語る。
「私はとても都会的な女性なんです。野生動物なんてまっぴら」
昨夏、バーチの家族は、思いがけないところで野生動物と遭遇した。ツイッターに投稿したところ、一躍話題となった。BuzzFeed Newsがバーチを取材した。
始まりは娘達が、夫のブライアンと彼女のところに駆け寄り、「部屋に何かいる」と言ったことだという。
「娘達は、『動物』とか『ネズミ』と言っていました。7歳の次女は、部屋に何かいると言い張って、自分の部屋で眠ろうとしませんでした。私たちは、彼女にもしゲストルームで寝たければ、それでいいと話しました」
バーチは夫とともに子供たちの部屋を確認した。しかし、何も見つからなかった。娘達には、何もないよと話した。しかし彼女は、ネズミかもしれないと思い、罠をいくつか仕掛けておいた。
数日後、夫のブライアンが確認したところ、娘達が正しかったことが証明された。
その動物とは、フクロネズミのことだった。娘達の部屋に3日間、潜んでいた。
「フクロネズミは、クローゼットにぶら下げたドレスの中で這っていました。首元から顔を出してこちらの様子を伺っていました」
娘達の報告は正しかったのだ。
「後になって、部屋の異変に気が付きました。いくつかのおもちゃはひっくり返され、ドッグフードはなくなり、いつもと違うことが起きていました。犬が一日中家にいるからといって、ずっと音を立てているわけがなかったんですよね」
バーチの夫は、2時間かけて、フクロネズミを自然に追い返した。

米人気モデルのクリッシー・テイゲンが、娘のハムスターが姿を消したため、ピーナッツバターを餌に探し出そうとしていることをツイートした。
バーチは、フクロネズミの話で応えたところ、あっという間に広まった。
@chrissyteigen Hi this possum was living in my children's bedroom for 3 days before we believed them.
「私たちが信じるまで、このフクロネズミが子どもたちの部屋に3日間潜んでいた」
こんな反応は全く期待していなかったが、家族は喜んでいるそう。
「娘達とは今でも笑い話になっています。次に入れるタトゥーはフクロネズミかオポッサムね、なんて話しています。私にとって、どっちだったかなんて区別がつかないから」
最後に彼女は付け加えた。「娘たちがまた子供部屋で寝てくれていることに感謝しなくちゃね」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:藤原哲哉