娘がアメリカで殺された。父親は葬式に行くためのビザを認められなかった

    ハニア・アギュラーは2018年11月に自宅の外で誘拐に遭い、その後レイプされ殺害された。12月8日に葬式が行われた。

    ノースカロライナに住む女性が誘拐されたあと殺害された。

    その女性の父親は、娘の葬儀のためにグアテマラからアメリカに向かおうとしたところ、ビザを取得できず、入国できなかった。

    父親のノエ・アギュラーの弁護士の、ナイメ・サレムはCNNの取材に、グアテマラとの繋がりが浅いため、グアテマラのアメリカ大使館はアギュラーのビザを認めなかったと話した。

    「繋がりが薄いことはない。グアテマラには彼の家族も仕事もある」とサレムは語った。

    アメリカの国務省はアギュラーのケースへの言及は控えたが、BuzzFeed Newsに「あらゆる国からの合法的な訪問者を受け入れるための努力をする」「国境の安全性の保証と移民法の運営について責任を持っている」と答えた。

    FBIによると、11月5日の朝に、ノースカロライナのランバートンで、ハニア・ノエリア・アギュラーは家族とドライブに出かけるために家の外で待っていた。その時、男が車道に止めていた車に彼女を押し込んだという。

    アンバーアラート(未成年者誘拐事件発生時の公衆メディアを通じた緊急事態宣言)が発令され、ハニアの捜索が続いた。11月27日に、ロベソン群の郊外の道路の水域で彼女の遺体が見つかった。

    父親のノエ・アギュラーは、娘の葬式の前日の12月7日にCNNの電話取材に応じた。

    「私を娘の葬式に出席させてくれることを願っていた」「とても悲しい。私にとって、プリンセスだったし、これからもそうあり続ける」

    12月8日のハニアの葬式には何百人もの人が集まった。警察当局は、34歳のマイケル・レイ・マクレランが彼女の殺人に関与したとして逮捕したと発表した。

    マクレランは10の重罪について追求される。殺人、強制強姦、法定強姦(承諾年齢未満の少女との性交)、誘拐、窃盗などだ。ロベソン群で拘留されたあと、12月9日から法廷が開かれた。

    葬式では父親のノエ・アギュラーからの手紙が読まれたとWTVDは報道した。

    「安らかにお休み、私のプリンセス」

    ハニアの母親の、セルサ・ヘルナンデスは娘の棺に涙を流しながら、犯人について語った。

    「誰であろうと娘の命を奪ったことは、それが彼だとしても、娘にとって幸せな出来事ではなかった」

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:藤原哲哉