『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督が暴露する、ジャックが死ななくてはならなかった理由

    「それは芸術と呼ばれます。物事は芸術的な理由で起こるのであって、物理学的な理由で起こるのではありません」

    あのドアの上に、ジャックとローズの両方が収まるのに十分なスペースがあったのか…? 『タイタニック』のファンが長年議論してきたのを知っていますか?(スペースはあったのです)私はその議論を経て、ジャックが生き延びて、2人はその後いつまでも幸せに暮らしたんだと、映画のラストをすっかり頭の中で作り変えたところです。

    でも、ジェームズ・キャメロン監督は私の幸せな妄想をもてあそんでいます。雑誌『ヴァニティ・フェア』との最近のインタビューの中で、監督は、かわいそうなジャックを救えるものはほとんど何もなかっただろうと暴露したからです。

    ジェームズは『ヴァニティ・フェア』にこう話しました。「...(脚本の)147ページに、ジャックは死ぬと書かれています。とてもシンプルです。...明らかに、それは芸術的な選択でした。あのドアはローズを支えるにはちょうど十分な大きさでしたが、ジャックを支えるには十分な大きさではありませんでした...」

    「もし彼が生きていたら、映画のラストは無意味になったでしょう。...この映画は死と別離をテーマにしています。ジャックは死ななくてはならなかったのです。だから、ああいう形であろうがなかろうが、煙突がジャックの上に落ちようが落ちまいが、ジャックは倒れるのです」

    「20年経ってから、私たちがこの議論をしているのは本当にあらゆる意味でばかげていると思います。でも、ジャックが死ぬのを見て胸を痛めるほど、観客にジャックを愛しい存在と思わせる効果があの映画にあったことを示しています」

    ジェームズは夢を打ち砕いてくれました…

    私は水の中にいて、あの木片の上に人々をおよそ2日間のせ、完全にただの板だけで1人の人を支えるのにちょうど十分な浮力を理解しました。つまり、ローズは28度の水の中でまったく沈まず、救助の船が到着するまでの3時間を生き延びることができたのです。(ジャック)はローズが1時間後に救命ボートに助けられるとは知りませんでした。ジャックはとにかく死んでいたのです。そして私たちは、まさにあなたが映画の中で見るように、それをとても、とても細かく調整しました。というのも、当時私は、そしていまでもそうですが、あれが1人の人が生きのびるのに必要なものだっただろうと信じていたからです。

    ジェームズ、あなたがなんと言おうと。あなたがなんと言おうと。あなたにはあなたの解釈があって、私には私の解釈があります。

    とにかく、これは最高の人生を生きて、あなたを元気付けるケイトとレオの写真です。どういたしまして。

    決して、放さ、ないでね。😍

    この記事は英語から編集・翻訳しました。