知らないと恥ずかしい?ビール通の常識をざっくり解説

    生ビールの「生」って何だっけ?

    【生ビール】熱を加えていない「なまもの」ビール

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    「とりあえず”生”で!」と注文してしまう定番のあのビール。製造において熱処理をしていないもののことを指します。「缶・ビンじゃないビール」というのはよくある誤解なので注意。また、「生」だから味が良いというわけではありません

    【ラガービール】いわゆる普通のビール。すっきり。

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    まず、ビールは大きくラガービールとエールビールに分けられます。低温で長時間かけて醸造されるラガービールは日本を始め世界で最もスタンダードなビールです。すっきりとした喉越しが特徴で、暑い日にゴクゴク飲んで美味しいのはこのビール。

    例えばこんなビール

    KIRIN / Via amzn.to, アサヒビール / Via amzn.to, 日本ビール / Via amzn.to

    【エールビール】ワインのように楽しむビール

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    一方、エールビールは常温で短期間に発酵させて造られた、香ばしい風味が特徴のビールです。

    サンクトガーレンによるとラガービールが「水代わりに発展した」のに対して、エールビールは「ワイン代わりに発展した」ビールです。そのためワインのように濃いめの味と豊かな香りを楽しむことができます。

    例えばこんなビール

    ヤッホーブルーイング / Via amzn.to, サントリー / Via amzn.to

    【IPA】ホップをたっぷり、リッチな苦味

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    エールビールの一種で近年話題のIPA(India Pale Ale、読み方は「アイピーエー」)ですが、昔イギリスからビールを輸出する際、長い渡航期間にも耐えられるようホップを大量に使用して防腐したのがはじまりです。苦味が強いほか、アルコール度数も高めなのが特徴です。またどの国のIPAかによって味がだいぶ異なります。

    例えばこんなビール

    サンクトガーレン / Via amzn.to, キリン / Via amzn.to, Brewdog / Via amzn.to

    サンクトガーレン YOKOHAMA XPA

    【クラフトビール】小規模・手作りビール

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    日本ビアジャーナリスト協会によると

    ・小規模であること
    ・独立していること
    ・伝統的であること

    がクラフトビールの条件とされています。日本ではその定義がかなり曖昧ですが、「地ビール」と呼ばれるものの多くはこれに該当します。

    例えばこんなビール

    銀河高原ビール / Via amzn.to, ヤッホーブルーイング / Via amzn.to

    銀河高原ビール

    【発泡酒】薄めのビール

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    ビール風の缶で売られている発泡酒ですが、法律的にはビールではありません麦芽比率が低かったり、麦やホップ、水以外など規定の原料以外のものを使用したお酒です。麦芽が少ないこともあり味はあっさり薄め。発泡酒が生まれた背景には、ビールに比べ発泡酒にかかる酒税がかなり低く、低価格を実現できるという狙いがありました。

    例えばこんな商品

    キリン / Via amzn.to, サッポロビール / Via amzn.to

    キリン 淡麗グリーンラベル

    【第3のビール】ビール風の発泡性のお酒

    時事通信

    麦芽以外の原料を使用して造られた炭酸のお酒で、ビールでも発泡酒でもありません。もはや麦芽ではなく、大豆やトウモロコシなどが使われています。名前こそ第3のビールと言われていますが、全然ビールじゃない。「発泡酒」よりもさらに酒税が低くなるため、驚くほどの低価格で販売されています。

    例えばこんな商品

    キリン / Via amzn.to, サントリー / Via amzn.to

    キリン のどごし〈生〉

    ちなみに...

    発泡酒・第3のビールが高くなる?

    2017年の税制改正において、ビール・発泡酒・第3のビールの酒税の一本化など、酒税制度の見直しが議論されることになっています。酒税法の区分をうまく利用し新商品を開発、低価格を実現してきたメーカーにとっては大変な事態ですが、これにより発泡酒や第3のビールが値上がりするかもしれません。