二ベアの青缶、意外な使い方があると話題だけど...

革製品の手入れに?

木製家具の手入れに?

髪に塗って、さらさらヘアーに?

シール跡が消える?

花王「スキンケアクリームです」

普通に身体の保湿に使うのが良さそう
実験をしてわかったのは、ニベアを本来以外の目的以外に使用するメリットがあまりないということ。
ネットや雑誌で紹介され話題となっている「ニベア万能説」。革や木製品の手入れにも使えるなどと絶賛されていますが、実際はどうなのでしょうか。
雑誌でも紹介された、ニベアを使った革製品の手入れ。通常の手入れ用オイルと比べてみると、ニベアのクリームはサラサラしていて馴染みやすいのですが、専用オイルに比べてツヤは当然劣ります。
何もしないよりはマシですが、「代用」とまではいかなそうな印象です。また、ヌメ革などに使用すると変色の恐れがあります。
木製家具を磨くのにも使えると紹介されています。
有名国産家具メーカーに問い合わせると、「木製家具の手入れは乾拭きが基本、ハンドクリームを塗るとベトベトになってしまう」との回答がかえってきました。
髪を洗った後、クリームを手のひらにとって薄く伸ばし、ワックスのように全体になじませてからドライヤーで乾かします。
ベタベタするのではと恐る恐るやってみると、そんなことはなく、髪の毛のボリュームがまして、コシが出たように感じました。
ただ、サラサラにはならない...。個人差はあると思いますが。
取れなくてイライラしがちなシールの剥がし跡。ニベアを塗ると剥がしやすいとのことでしたが、ご覧の通り、実験結果はイマイチでした。
本来の目的を超えたニベアの様々な使い道について、販売元であるニベア花王に問い合わせてみました。
雑誌などの影響で問い合わせがあるものの、「花王の公式な見解としては『スキンケアクリームです』としか言えない」とのこと。
「他の用途にはオススメしないということか」という質問には回答が得られませんでした。
実験をしてわかったのは、ニベアを本来以外の目的以外に使用するメリットがあまりないということ。