「コミュ障」なのに、アナウンサーになってしまった。
アナウンサーといえば、毎日多くの人と話す仕事。「コミュ障」を自認する人にとっては大きな負担になりそうです。
でも、ニッポン放送のアナウンサー・吉田尚記さんは入社前から「コミュ障」を自覚し、悩んでいたといいます。
僕は昔コミュニケーションが苦手でした
気まずくて何を話していいかわからなくなったり
焦ってしゃべりすぎて周りをドン引きさせたり
本当にしゃべる仕事には全然向いていない人間でした
そんな吉田さんも、今では人気アナウンサーとして活躍しています。一体どうやって、コミュニケーションの苦手を克服していったのでしょうか。
吉田さんは著書『コミュ障は治らなくても大丈夫』で、コミュニケーションがうまくとれるようになるまでの奮闘記をまとめています。
「コミュ障を治したい!」試行錯誤をしたけれど...




焦ってつい失礼なことを言ってしまったり、会話が続かなくて困ったり...。「コミュ障」を自覚する多くの人に心当たりがありそうな経験です。
コミュニケーションが楽になったある「気づき」とは?


「コミュ障」を自認する人はもしかすると、コミュニケーションのハードルを自ら上げすぎていたのかもしれません。
「そうだ!自分でコントロールできるのは『聞くこと』だ」
自分の伝えたいことを相手に押し付けることは無理だと悟った吉田さんは、「聞く」スキルを高めることで、スムーズに会話が続くことに気付きました。
とりあえず最後に「?」をつけて質問に変えれば会話は止まらない
頑張りすぎない、会話の秘訣とは?
アナウンサーとして日々多くのインタビューをこなす吉田さん。
本書の中で、スムーズな会話のきっかけとなる「質問」のポイントを紹介しています。

質問はそれほど頑張って考えなくても大丈夫。相手が身につけている服の話なら、すぐにできそうです。

相手への先入観をぶつけてみると、「いやいや、そんなことはなくて...」と会話が盛り上がることも。
相手のことをよりよく知るチャンスにもなります。

相手の反応に臆病になりすぎると、会話もなかなか続きません。
勇気をふるって聞いてみたら、意外と普通に答えてもらえるものです。
コミュニケーションは練習で身につく、一生モノのスキル。

かつての自分のように「コミュ障」を自覚する人たちに対して、吉田さんは次のようにメッセージを送ります。
「水泳ができない人を『水泳障害』、料理ができない人を『料理障害』と言ったりしないのに、呼吸ができない人は『呼吸障害』と言ったりします。
本来、自然にできることができないときに、『○○障害』って言葉を使うんです。
『コミュニケーション障害』と言いますが、コミュニケーションは決して、普通に・当たり前にできることじゃないです。
できたほうが楽だから、水泳ができるようになるために練習するように、コミュニケーションの練習をしましょう。
できたら、一生モノですから」
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