高校生の「カンニング」がテーマの映画、スリルがやばいんです...!
やられました。
『オーシャンズ11』に例えられるほど絶賛されている映画があったので観てみたんですが、ガチでした。
「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」はタイの高校を舞台に、学生が繰り広げるカンニングをテーマにした超スリリングな映画。
もう、息が止まるくらいハラハラさせられて、観終わるとどっと疲れちゃう。そんな作品でした。
主人公はクールな天才女子高生。めちゃくちゃかっこいい!
天才的な頭脳を持つリンは、奨学生として国内有数の進学校に転校してきました。
勉強が苦手な友人を見かねて、テスト中につい手を貸してしまいます。
で、そのやり方がやばい
解き終わったテストの答えを消しゴムに書いたら...
まじかよ!!!!
※GIF動画が動かない人はこちらから読んでね
まさかの上靴を使ったカンニング! いや、絶対目立つでしょって思うんだけど、上手くやってのけるんですよね。
観てるこっちはもうドキドキ。
そして始まった、カンニング・ビジネス
彼女のカンニングの手伝いはいつしかクラス中に広まり、ビジネスになってしまいます。
裕福なクラスメートからの報酬は、貧しいリンにとって大きな魅力だったのです。
でも、大人数を相手に消しゴム作戦のようなトリックを使うわけにはいかず...
あみだした作戦がこれ!!!!!
ピアノでメロディーを弾く時の指の動きを暗号に、答えを伝えるという驚きの方法。
物語の後半では、さらに大掛かりなカンニング作戦が繰り広げられます。舞台は海を超え、オーストラリアへ。
彼女たちが挑むのは、アメリカの大学統一試験のカンニング。時差を利用したトリックを使い、300万バーツ(約1000万円)の報酬をかけたチャレンジに挑みます。
28分のカンニングシーンは、息もできないほどの緊張感
「自分だったら諦めちゃうよな...」ってくらい追い込まれるシーンもあって、観てるだけで心臓バクバク。
厳しい監視や持ち物検査をくぐり抜け、無事にミッションを果たすことができるのか。予想外のラストが待ち受けています。
嘘みたいなストーリーの背景に、現実社会の闇
ナタウット・プーンピリヤ監督によると、「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」のストーリーは実際に起った時差を利用したカンニング事件がモチーフになっていると言います。
スリリングな犯罪映画として楽しめる本作ですが、白熱する受験戦争や学歴格差など、アジア各国の社会問題を巧みに描いている点にも注目です。
前代未聞のハイスクール犯罪映画、遂に日本上陸!
「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」は新宿武蔵野館ほか、9月22日から全国の劇場で順次公開されます。
ドキドキがハンパないので、しっかりと心の準備をしてから観に行ってください!
ディバイダー画像:denkcreative / Getty Images