待って、いつの間に映画館でタンバリン使って良くなったの!?
たぶんインド人もびっくり
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このあいだ、突然インド映画の"絶叫上映"に誘われたんだけど...

大ヒット中らしいインド映画『バーフバリ 王の凱旋<完全版>』の公開を記念した"絶叫上映"イベントなのだそう。
いや待って、応援上映なら聞いたことあるけどさ、絶叫上映って何? 怖くない?
「絶叫上映ってなんか怖そう。だって"絶叫"でしょ?なんかギャー!とかウオー!とか騒いでるんでしょ?」という不安をお持ちの方、ご安心ください。普段からそんなことはないですが、特に「バーフバリ」は実質「王を讃えよう上映」ですから、皆様敬意を持って声をあげてます。 #バーフバリ絶叫
運営によると「実質『王を讃えよう上映』」とのことですが、どのみちクセが強そう。
インド映画自体普段あまり観ないのに、いきなり絶叫上映ってハードル高いなぁ...。
恐る恐る行ってみると、劇場でいきなりタンバリンを渡されました。タンバリンてwww

応援上映って掛け声とかのイメージだったんですが、楽器もOKなのだそう。 他にもサイリウム(光る棒)もOKです。
タンバリンなんて最近カラオケでも使わないから、超久しぶり。よくわからないけどテンションが上がってきました。
仮装をしたり、サリーを身に着けた観客がどんどん入ってきます。運営の方たちもサリー姿です

スタッフがルール説明のために壇上に上がると会場からは「バーフバリ! バーフバリ! バーフバリ! ジャイホー! (万歳)」と歓声があがります。
今日はこの熱気についていくのかと思うと、若干不安になってきました。
ほとんどリピーターだけど、みんな優しくて感動😭🙏

スタッフが「今まで絶叫上映に来たことがある方」と問いかけると、大多数の観客から「いぇえええーーーい!」と大歓声。まじか。
「今回がはじめての人は?」と言われ恐る恐る自分もタンバリンを鳴らしてみたけど、やっぱり少数派みたい。
すると、リピーターのファンからは「ようこそ!」「ウェルカーム!」と温かい声が。
映画について何も知らないまま来ちゃったのに、優しすぎる!
配給会社・劇場に「ありがと〜〜〜!!!」
作品を見る前に、「ツインさん(配給会社)、ジャイホー!」「新宿ピカデリーさん(会場)、ジャイホー!」と掛け声がかかり、客席からも感謝の声が飛び交います。
確かに、おかげで皆でこうやってわいわい映画楽しめてるんだもんな、ありがてぇ🙏
徐々に会場の心が一つになっていくのを感じます。
スポンサーへの感謝も忘れません。「ネスレ〜〜!」「 マクドナルド〜〜!」「ラックス〜〜〜!」

バーガー店やシャンプーにまで感謝するんだ! 確かにスポンサーがないと作品できないもんね。
今まで何も考えず映画を観てきた自分に反省...。
皆待ちきれず「バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!」の大合唱
やばい、この時点でもう相当楽しい!(まだ本編は始まっていません)
映画館で騒ぐのって、悪いことしてる感があって胸が躍ります。
そしてバーフバリ登場!いやー、盛り上がるよね🐘🏹
バーフバリいきなりカッコ良すぎ!!!(バーフバリって人だったんだ!)
主人公・バーフバリって優しいし頭いいし正義感あるし身体能力ハンパないんだけど、嫌味な感じがないんだよね。
完璧すぎて賛美しようにもカッコ良いしか言えない...語彙力奪われる...。
これは褒め称え崇め奉りたくなるのもわかります🙏
スクリーンに映ったものをとりあえず褒めまくる文化が最高!

キャラの見せ場はもちろん、なんてことのないシーンでも「かわいい!」「背中かっこいい!」「足長い! 美脚!」と、推しキャラに対する嵐のような賛美の声があがります。
他にも、窮地の主人公にヒント教えてあげようとする人・伝書鳩をいたわって「お疲れ様ー!」と叫ぶ人も出てきました。
とにかく会場に愛が溢れまくっているので、どんどん心が洗われていきます。
あと、スクリーンの世界と劇場が一体化してて、没入感がとんでもない
観客の動きや歓声と物語がシンクロしまくっています。
ここが新宿だってことを忘れさせるくらい、会場のマヒシュマティ王国みがすごい。
たとえば、刀を振り下ろすシーンでも
皆で一緒に「えいっ!!!」
これはもうゴーグルの要らないVRだと思う。
キャラクターやシーンによって瞬時に色が切り替わるサイリウムもすごい

練習してないのに、なんで息ぴったりなの😂
アクションあり、ロマンスあり、タンバリン鳴らしまくりで時は過ぎて...

怒涛の3時間が終了。最後まで最高だった!

タンバリン鳴らしすぎて手の皮擦り切れたけど、それに気づかないくらいアドレナリン出まくりでした。
ちなみにめちゃくちゃ盛り上がってるけど、これエンドロールな
もうね、そりゃあこうなるよね。余韻がすごいんだもん。
会場のガチ勢は「もう数え切れないくらい観に来てる」と言います

マヘンドラ・バーフバリの衣装(自作)を着て参戦していた会社員の男性。
「絶叫上映はこの空間の一体感が気持ちよくて、病みつきになります」と話しました。
結論:『バーフバリ』絶叫上映はもはや映画じゃなくてアトラクション!

これはもう映画・フェス・カラオケ・ライブ、すべての要素を詰め込んだ超体感型アトラクションです。
アドレナリン出しまくってストレス発散したい人はマジで行ってみてください!
『バーフバリ 王の凱旋<完全版>』は新宿ピカデリー他で全国順次ロードショー中。 絶叫上映イベントも各劇場で開催予定です。詳細はイベント運営の公式ツイッターを御覧ください。
ちなみに『バーフバリ』は2部作です。後編だけでも十分楽しめますが、前篇『バーフバリ 伝説誕生』はAmazon Videoでも観られるから、ざっと観ておくと感動が増しますよ!
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