2017年11月29日

    あなたの耳がいつも痒い理由、おしえます。

    「耳の奥がかゆい」「耳の中や耳の穴がムズムズする」「耳毛がきになる」など、なぜだか痒い耳。その理由と対処法を先生に聞きました。イヤホンを入れた時にかゆい人も、耳掃除で綿棒が黄色くなるのが気になる人も、自分のかゆみの原因特定してみませんか?

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    綿棒がないと生きていけない。

    reddit.com

    それはなぜかと問われたら、耳が痒いからです。もう、痒くて痒くて…。なので、綿棒つっこんでゴリゴリしているときは至福タイム。

    でも…、なんでこんなに痒いの?

    耳が痒いというのは、人間だけではありません。犬や猫も、耳をかく仕草しますよね。彼らだって痒いのです。動物みんな痒いのです。

    そこで、耳が痒いとはどういうことなのか、なぜ痒くなるのか、BuzzFeed編集部が、ニューヨーク大学ランゴンヘルスセンターの耳鼻咽喉科のエリック・ヴォイット医師と、コロンビア大学医療センターのアナ・キム医師に聞いてきました。

    耳垢=耳を守るバリア。

    My Entire High School Sinking Into The Sea / Via giphy.com

    耳垢、それは人体が耳の中に作り出す、水分と油分がミックスされたもの。耳くそなんていい方をすると、不必要なゴミのような気がしますが、違います。

    耳垢には、乾燥を防ぎ、外耳道の肌を守る役割があります。また、撥水性があり弱酸性の耳垢は、バクテリアの繁殖を抑える、水が入り込むのを防ぐという役割もあります。

    負の連鎖:耳が痒い→綿棒ゴリゴリ→ますます痒い。

    Columbia Pictures / Via imgur.com

    キム医師いわく、耳が痒い最も一般的な原因は、耳掃除をゴリゴリすることにあります。綿棒や指などを耳に突っ込みゴリゴリすることで、耳が必要としている耳垢を擦りとっているのです。

    外耳道は自然にクリーンで健康な状態を保つようにできています。なのに、外から綿棒突っ込んでかき回すことで、この仕組みを自ら壊しているとは…。

    「日常的に綿棒を突っ込んで耳掃除をしている人は、守りのバリアを自分で剥がしているのです」と語るのはヴォイット医師。バリアはとても繊細なので、優しく耳掃除したとしても剥がれてしまいます。

    バリアが剥がれた耳は、より敏感に。

    Universal Pictures / Via mrwgifs.com

    バリア層がない耳にとって、外部からの汚れやバクテリア、水を跳ね返すのは難しいこと。キム医師は、バリアが剥がれた耳はより敏感になると注意を呼びかけています。

    「(耳の)肌が、アレルギー物質、シャンプー、石鹸、水などに、直接さらされている状態」。その結果、かゆみが出たり、ひどい時は感染症や炎症を起こしたりします。

    耳の中に水がはいっているような感覚。

    Paramount Pictures / Via ifunny.co

    バリアが剥がれた耳は、時に水がはいりこんだような感覚を持ちます。キム医師は、ときに、最近泳いだわけでもないのに、耳の中に水がはいってとれないという患者をみることがあるといいます。

    これ、実は水が実際にはいったわけではなく、そういう感覚がするだけ。「炎症がひどくなると、その下の層が水分をもちます。これが、耳の中が濡れている=水がたまっているような気がする原因です。そもそも、水を弾く役割のバリアがないので、より耳に水がはいっている感覚は強くなってしまう。

    耳に水がはいったのをどうにかしたいという人に、ヴォイット医師がこんな方法をオススメ。お酢とアルコールを1:1で混ぜたものを耳に数滴たらします。アルコールが水分を蒸発させる手助けを、お酢の酸性度が耳をクリーンに保ちます。

    半年に1度、プロの耳掃除を。

    BuzzFeedBlue / Via buzzfeed.com

    ヴォイット医師もキム医師も、耳の外郭を綿棒で掃除するのはOKだといいます。ただ、中の方までゴリゴリやるとバリアを傷つけるだけ。綿棒がささって抜けなくなった患者さんや、鼓膜を傷つけてしまった患者さんもいたといいます。素人耳掃除はいいことなし。

    耳が痒い、掃除したい、違和感がある、という人は、自分で耳かきするのではなく、プロのもとへ行くのが1番。プロとは、耳鼻咽喉科ですね。半年に1度、検診も兼ねて耳掃除にいってみては。

    耳が痒い、どうしても我慢できないときは?

    shmell_c4 / Via Getty Images

    どうしても痒い、今かきたい、なんとかしてくれ!というときは、綿棒ゴリゴリではなく、耳珠(Tragus)と呼ばれる部分を押してみましょう。耳の顔に近いところにある、プクっとしたやつですね。

    「耳珠を押すことで、耳の中を掻くのと同じような感覚が得られます」キム医師の解説によれば、耳珠を押すことは、外耳道を閉じたり開いたりして圧をかける安全な擬似ゴリゴリ行為だといいます。かゆみがおさまらない場合は、病院にいくのが○。適切な薬を処方してもらおう。

    日常的な耳のトラブルがあるなら、病院へ。

    E! / Via rooneymara.tumblr.com

    ヴォイット医師は、よくある耳のトラブルとして外耳炎をあげています。英語ではSwimmer's Earとも言われ、プールや海、湖で泳いだ後になることがあります。

    炎症を起こしている耳にさらに水が入り込み、悪いバクテリアと良いバクテリアのバランスが崩れることで起こります。この場合、耳鼻科にて抗菌性のある薬を処方してもらって対処できます。ただし、怖いのは外耳炎ではすまないとき。

    「稀にですが、免疫力の弱い人や糖尿病の人は、耳のトラブルが大きな病につながっている場合もあります」とヴォイット医師は忠告。日常的に耳に不快感がある人は、まず受診するべきでしょう。

    その他の耳が痒い理由。

    よくある原因の1つにアレルギーがあります。目や喉が痒くなるのと同じく、耳も痒くなります。また、乾癬や湿疹など皮膚疾患がある人は、症状が耳にもあらわれ痒くなることがあります。どちらの場合も、病院で診察を受け、適切な薬を処方してもらうのがベスト。

    ヴォイット医師が診察した患者さんの中には、髪の毛が耳の中にはいりこんでいたことで、痒みを感じていたという人もいました。ヘアカットのときに入ってしまったり、ペットの毛がはいりこんでいたり。これも、自分で耳かきをするのではなく、耳鼻科にてプロの耳掃除でとってもらうのがベスト。

    補聴器やカナル型イヤホンにも注意が必要です。自分がアレルギがある素材が使われていないかをチェックし、仕様前後は端末の拭き掃除を行い、汗やバクテリアの付着を押さえましょう。

    綿棒が手放せないあなた、そもそもの原因はソレ!

    HBO

    自己判断は危険。まずは綿棒を投げ捨てて、耳鼻科へ行こう。

    この記事は英語から編集・翻訳されました。

    BuzzFeed Daily

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