トライアスロンで弟を助けた兄。感動的な動画がシェアされている

    弟の調子が悪くなり始めた時、兄は自分の順位を犠牲にした。

    こちらは、トライアスロン選手のブラウンリー兄弟。二人はレジェンドだ。

    その後、メキシコで開かれた世界トライアスロン選手権。ここでも助け合いの精神をみせたブラウンリー兄弟。彼らの動画が広くシェアされている。

    レースの終盤。ジョニーは明らかに調子がおかしくなり、いつ倒れてもおかしくないような状態になった。

    The 2016 WTS season ends in a dramatic fashion. What. A. Year. #WTS2016

    世界トライアスロン選手権のドラマチックなエンディング。

    アリステアは、2位の順位を犠牲にして、さっと駆け寄り、ジョニーを前に引っ張った。

    アリステアはゴールまで彼を引っ張り続けた。

    南アフリカのヘンリ・スクーマンは、ブラウンリー兄弟を追い越し、レースに勝った。

    兄弟がフィニッシュラインに到着すると、アリステアは弟を押してゴールラインを超えさせた。

    ジョニーがラインを越えると、すぐに医療チームによる検査を受けた。

    そして念のため、彼は病院に搬送された。

    Not how I wanted to end the season, but gave it everything. Thanks @AliBrownleetri, your loyalty is incredible

    今シーズンをこんな形で終わりたかったわけではないけれど、全力を尽くした。アリステアありがとう。あなたの思いやりは本当に素晴らしい。

    レース後のインタビューでアリステアは、弟のジョニーをフィニッシュラインまで引っ張って行ったのは、弟を医療チームの近くに連れて行くためだった、と説明した。

    彼はこう語った。

    これが誰であったとしても、私はその人がラインを越えるのを助けたでしょう。本音を言うと、あそこは最悪の場所でした。もしフィニッシュラインから遠い場所で意識を失っていたら、医療サポートは受けられないので、危険なのです。

    BBCによると、アリステアは、ジョニーのことを大目に見ることなくこう語ったそうだ。「あの馬鹿には適切なペースを保って、先にフィニッシュラインを越えてほしかったです。あの最後の2キロをゆっくり走れば、レースに勝てたはずです」

    ジョニーはその後、フィニッシュについてジョークを飛ばし、Twitterにこうコメントしている。「千鳥足になるのは、普通は飲み過ぎた時。今回は全く逆だね。#ouch」

    Normally when you have had too much to drink. This time it was the opposite #ouch https://t.co/1BVn7evdso

    Twitterには大きな反響が寄せられた。

    Unbelievable effort from them both. Love that @jonny_brownlee still grits his teeth for one last push before line! https://t.co/DNOjaJ3LMY

    この兄弟は、信じられない努力をしている。ジョニーがフィニッシュラインでもう一歩前に進もうと、歯を食いしばっている姿が素晴らしい。

    Two of the greatest sportspeople ever @AliBrownleetri @jonny_brownlee https://t.co/5zlAHOfXAl

    史上最も素晴らしい二人のアスリート。

    何というレジェンド。