「最近気づいた、メンタル不調の一因」と投稿された漫画が話題です。
漫画家でイラストレーターの竹内絢香さん(@ayakatakeuchi56)がTwitterに投稿したところ、1万以上のリツイートと2万7千を超える「いいね」が集まりました。
リプライ欄でも、「めっちゃわかる」「まさに最近これだ...!」など、共感や気づきの声が寄せられています。
BuzzFeedは、投稿者さんにお話を聞きました。
竹内さんは、自分の経験をベースに、エッセイを描いています。
「メンタル不調の一因」について描いた理由については、こう振り返ります。
「今年の8月はものすごく具合が悪く、体調不良の中でいろいろなことを考えたので頭を整理する気持ちで描きました」
将来に悩んだり、自己肯定感が下がったり....。そういった不安定な精神状態には、それぞれ体調不良が関わっていたと気がつきました。
基本的に漫画は、「弱っているときの自分」に向けて描いているといい、今回も具合が悪くなると「弱い自分」を責めてしまう竹内さん自身に向けたものでした。
漫画を通じて、最も伝えたかったことは「やみくもに自分を責めるのではなく、不調の原因を探して少しでも心地いい時間を増やしていけたらいいよね、という気持ちです」と話します。
大きな反響を受けて...
今回の漫画は、「心身ともにすこやかに生きる」をテーマに、2019年頃から描き始めた「すこやかコミックエッセイ」の1つです。
毎回、投稿するたびに共感のほか、気づきや納得の声が多く寄せられるエッセイで、現在は不定期で、TwitterやInstagram、noteにも掲載しています。
「毎回たくさんの反響をいただくので、『疲れている人がたくさんいるんだなぁ』ということを痛感します。漫画を読んで、少しでも気持ちが軽くなった方がいると嬉しいなと思います」と、反響を喜ぶ一方で、疲労を感じている人が多いことを気にかけています。
そんな竹内さんに、読者へのメッセージをお願いしました。
「世の中の先行きが不透明で、気晴らしも制限されている現状で『ただ生きている』ということだけでも、ものすごくハードなことなのではないかと考えています。一方で、自分に優しくするというのは簡単なようで難しいとも日々感じます。皆さまもどうかご自愛の上、引き続きご安全に!」
「すこやかコミックエッセイ」は、竹内さんの著書『がんばらなくても死なない』の1冊にまとまっています。
メンタルが不安定なときに、合わせて読んでみてはいかがでしょうか?