「アリエルみたいに泳いでみたいって夢を叶えてきました!」と投稿された3枚の写真が話題です。
コスプレイヤーのコトキさん(@sleepy_kotoki)がTwitterに投稿したところ、5千近いリツイートと2万4千を超える「いいね」が集まりました。
リプライ欄でも、「初めてコスの写真で涙出ました......!」「とても素敵です、リアルアリエルです」など、称賛の声が寄せられています。
そんな話題の写真がこちら....!

光の当たり加減や泡の立ち方など、まさに映画で見たままのアリエルだ~~!
BuzzFeedは、投稿者さんにお話をお聞きしました。
コトキさんは、コスプレ撮影のために世界中に旅をしてきたコスプレイヤーさんです。
いつか初音ミクのコスプレをして、宇宙で撮影したいという夢を持っています。
そんなコトキさんが今回挑戦したキャラクターは、ディズニー映画「リトル・マーメイド」の主人公・アリエルでした。
「子供の頃から大好きな作品で、初めて映画を観た日から、私の心を射止め続けています。ただ、憧れが強すぎるあまり、自分自身がアリエルになるという考えはなく、今までコスプレをしたことはありませんでした。ディズニーハロウィンなどでも、アリエルの仮装をされている方を眺めている方が幸せなタイプでした」
この考えが変わったのは、コロナ禍で行動が制限されてしまったことが理由だったのだとか。
「 『やっぱり人生は、人に迷惑のかからない範囲で、やらなかった後悔よりまずはやってみて後悔するほうがよい"』と学んだんです。今のこの瞬間の自分が1番若いので無敵だ!と思って、撮影に踏み切ることができました」
映画で見た世界が広がっていた
実は今回の撮影は、2回目の挑戦だったそうです。1年前の初挑戦の際には失敗してしまったのだといいます。
「海中での撮影自体は、ブランクを含めて14年ほど経験があったので、足が付く範囲の素潜りは慣れていました。そのため、てっきり上手く撮れると勘違いしていたのですが、泳ぎながら撮るのと沈んでポージングするのとは、まったく別物だったんです」

圧倒的に遊泳スキルが足りない。そう感じたコトキさんは失敗の翌日から、スキンダイビングの講習を受け始めます。
「初めて見るプロの先生の泳ぎは、凄まじく美しくて衝撃的でした。まるで詩を詠うような優雅な泳ぎを目の当たりにして、新しい世界を見つけてしまったような気持ちでした」
その後、先生のスパルタレッスンと緊急事態宣言中の自宅トレーニング、地元プールの貸し切りプランを活用しながら練習を重ね、ようやく撮影の日を迎えます。

撮影した期間は天気や波に恵まれ、目の前には映画で見た海中の景色が広がっていました。そして、練習の成果を最大限発揮することができたそうです。
「映画と同じ景色とアリエルの尾びれを、海の中でリアルに再現できたと感動しました。何て些細な自信のなさで躊躇してたんだろう…もっと早くコスプレしていれば良かった!と思いました」
克服したいことも...
好感触ではあったものの、反省も残ります。
「深く潜水した時の呼吸法が難しかったです。まだ経験値が足りないので、酸素もエネルギーも無駄に消費してしまいがちだったのですが、それも含めて学びになりました」
なお、インストラクターから呼吸法を習ったとき、あることに気が付いたそうで....。
「既視感があると思ったら、ジョジョの奇妙な冒険の『波紋法』と鬼滅の刃の『全集中の呼吸』でした。両方を読んで育ったので、壁が高いですが、いつか克服したいなと思っています!」
𓆉𓇼𓆉𓇼 リトルマーメイドを見て育ったので人生一度はアリエルみたいに泳いでみたいって夢を叶えてきました🌺 海の中にも天使の梯子が架かってるし、リーチ君の時も思ったけど尾びれを動かした時の泡の生まれ方も、アニメの表現って本当だったんですね…!! photo/ @chihaya_aoki #cos1969