「美味しそうw」思わず口に入れたくなる“イカスミ専用”ガラスペンが美しすぎた!

    これでまだ試作品って信じられる?透明感半端ないって〜!

    「イカスミ専用ガラスペン」

    そんな目を引く言葉とともに、1枚の画像が話題になっています。

    生物系ガラス作家の増永元さんが、Twitterに制作途中の作品を投稿したところ、2万4千を超えるリツイートと13万以上の「いいね」が集まるほどの大きな反響を呼びました。

    リプライ欄でも、「すごい!イカしてます✨」「本物かと思いました!」など、称賛の声が多く寄せられています。

    僕のイカスミ専用ガラスペンも見て♪ (まだ試作中...)

    Twitter: @masunaga_gen

    BuzzFeedは、投稿者である増永さん(@masunaga_gen)にお話を聞きました。

    増永さんはイカの街・函館出身で、沖縄本島で暮らしています。

    前職はウミヘビの生態研究者で、大の生き物好き。今回のガラスペンを制作したのには、こんなきっかけがあったのだとか。

    「趣味の生き物観察をしている時に、泳いでいるイカの足の形がガラスペンそっくりなことに気づいてしまったんです。それでイカ型のガラスペンがめちゃくちゃ欲しくなったんですが、探してもそういうのを作ってる方が見当たらなくて。それで自分もガラス作家なので、練習も兼ねて作ってみることにしました」

    イカスミ専用....?

    イカの形のガラスペンという見た目だけで心惹かれますが、それに加えて“イカスミ専用”という言葉も興味をそそりますよね。

    「イカスミは英語でセピアといいます。昔は、漬けペン用にイカスミ由来のセピアインクが使われていました。もうガラスペンとイカが出会うのは必然だったんですっ(笑)」

    「試作品ではまだ全然似てないので恥ずかしいですが、色味とかはスルメイカをモデルにしています」

    「もっとイカらしく...」

    今回の反響に、増永さんは「正直、こんなに皆さんイカが好きだったのかとただただ驚いています。自分のメインの作品じゃないものがバズってしまい戸惑いつつも嬉しいです」と喜んでいる様子。

    「販売の予定なんてまだ全然ないので、ほしいと言ってくださる皆さまには申し訳ない気持ちです。とりあえずしっかり完成させてまたお披露目したいですね」

    ガラス作家ではあるものの、「ガラスペン」を専門としていないため、今回の作品を制作するのに難しさを感じたようで...。

    「僕は普段から小さな作品しか作っていないので、このサイズのガラス造形は素人です。温度管理が難しくてよく割れたり歪んだりしてしまいますし、本物そっくりの造形はまだ全然できてないです」

    「スルメイカの実物どおりのプロポーションで作れれば持ちやすくて使いやすいペンになると思ってます。 あとはペン部分をもっとイカらしく。ペン先は今でも書けはしますが、まだまだ修業が必要です」

    「大切なピース」

    増永さんの普段の作品を見ると、海に住む生き物たちの活き活きした姿が表現されています。一番のお気に入りを教えてくれました。

    「作品は全部気に入っていますが、強いてあげるなら『あの海を想う -ウニ殻-』という壊れたウニの殻の中に魚が泳ぐ海の景色が見える作品です」

    「外側の造形美と内包する記憶の風景で物語を表現する新たな創作シリーズが生まれるきっかけになった大切なピースです」

    「あの海を想う -ウニ殻-」

    ガラスペンの完成と、新たなガラス作品の発表が待ち遠しいですね!

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