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民進党 新代表の蓮舫さん、前原さんが託した「偽メール事件」の教訓

前原さんは偽メール事件の教訓を蓮舫さんに語りかけた。

民進党代表選。東京都内で開かれた臨時党大会で、蓮舫さん(48歳)が新代表に決まった。選挙期間中に父の出身地である台湾との二重国籍問題が発覚したが、当選を果たした。初の女性代表で、任期は2019年9月まで。

蓮舫さんは1回目の投票で、過半数である503ポイントを獲得し、当選を決めた。元外相の前原誠司さん(54歳)は230ポイント、国対副委員長の玉木雄一郎さん(47歳)は116ポイントだった。

蓮舫さんが直前に語っていたこと

BuzzFeed Newsの単独インタビューに応じた蓮舫さんは、「17歳で日本国籍を取得した時に、放棄したとずっと思っていました。残っている、と聞いた時も『まさか、残っているとは』と思い、思考が停止してしまった。皆様にご迷惑をおかけしました。台湾の方にも、私の発言でご心配をおかけしました。率直にお詫びいたします」と謝罪した。

蓮舫さんは、台湾籍を抜く手続きを進めているという。

「台湾の籍を抜くときに、提出書類に台湾のパスポートが必要とありました。これが、どこにあるのかがまったくわからない。31年前のパスポートを、母と一緒に、家の中をひっくり返すように探して、やっとでてきました」

「自分の中で、すべて終わった話だったんです。17歳の自分は、父に任せていたが、本当は自分で管理すべきだったと反省しています。一連の問題のなかで、本当に私の記憶は正しいのだろうか、と疑いました」と話していた。

目指すべき民進党像

目指すべき民進党像について、蓮舫さんはこう語っていた。

「提案型の野党に変える。『アベノミクスは失敗したじゃないか』といえば、単なる批判ですよね。でも、『アベノミクスが国民の気分は変えたことは評価します。けれども、経済成長率は伸び悩んでいないか。その要因はどこか。私たちはお金の再分配のあり方を変えたい。子供への投資をしたい。この考え方に賛同できますか』」と質問のやり方を変えていくという。

前原さんは投票前、最後の訴えで自身の政策を語るより先に「蓮舫さんにひとつ、私の失敗の経験を話したい」と、切り出した。

「私は、11年前、43歳で旧民主党の代表になった。7カ月で辞めることになりました。大事な同志を失った偽メール事件が起きました。あのときの教訓は、しっかり裏付けをとること、見通しを甘く持たないこと、情報開示をすること、国民に真摯であることです。私には足りなかった。蓮舫さんが代表になられたとしても、私の失敗の経験をいかしてほしい」

二重国籍問題に揺れる蓮舫さんへ、前原さんが送ったエールだった。

蓮舫さんはBuzzFeed Newsのインタビューで「旧民主党時代も含めて、女性が初めてトップに立つ。これだけで空気は変わります」と強調していた。果たして、民進党はどう変化するのか。二重国籍問題への対応も含めて、注目は続く。


バズフィード・ジャパン ニュース記者

Satoru Ishidoに連絡する メールアドレス:Satoru.Ishido@buzzfeed.com.

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