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初めて投票する理由「新型コロナ関係ある」が6割超 2000人の声でわかった6つのこと

10~70代のYahoo! JAPANユーザー2000人にアンケート。6割を超える回答者が、初めて選挙に行くことを決めた理由に「 新型コロナウイルスの影響による生活の変化」が関係していると答えました。

10月31日に投開票日を迎える衆議院議員選挙。

今回の選挙は、新型コロナウイルスの影響で世界が大きく揺れ、多くの人々がこれまでにない変化や葛藤を経験してきた中で行われます。

BuzzFeed Japanでは今月中旬、Yahoo!ニュースと共同で「これまで国政選挙で投票したことがなく、今回初めて投票する人」を対象に、アンケート調査を実施しました。

回答者はYahoo! JAPANユーザーで、10〜70代以上の2000人。そのうち、6割を超える回答者が、初めて選挙に行くことを決めた理由に「​​新型コロナウイルスの影響による生活の変化」が関係していると答えました。

アンケート調査で明らかになった6つのことを紹介します。

1.初めて投票する理由で最も多かったのは「今の政治に不満がある」

BuzzFeed

これまで一度も国政選挙に行ったことがなく、今回初めて投票する人を対象にした今回の調査。

回答者2000人のうち、10〜20代が18%、30〜40代が53%、50〜60代が25%、70代以上が1%という内訳になりました。性別では女性が35%、男性が60%です。

今回初めて投票しようと考えている理由で最も多かったのは、「今の政治に不満がある」で43.8%でした。

続いて「政治に興味が湧いた」が25.3%、「経済的に苦しい」が23.4%という結果に。詳しい理由を聞くと、このような声が寄せられました。

「コロナ禍を去年から今年まで過ごしてきて、政治家が国にどれほど重要かつくづくと体感させられた。1人のしがない国民としての目線で考えると、もっともっと日本を豊かに過ごしやすくできる政策があるんじゃないかと感じさせられたから」(30代男性・福岡県)

「コロナで日本中の人が苦しい思いや、寂しい思いをしているのを目の当たりにし、本気で変えてくれる人、自分の保身だけ考えるのではなく本気でやってくれる人を探している」(40代女性・東京都)

「自粛しなさいと言いつつもオリンピックを催行するなど、現在の政権は上から目線でおかしい」(50代男性・兵庫県)

「庶民の意見が国会に伝わらない。いつまでたっても生活が潤わない」(30代男性・岐阜県)

また、成人して初めて選挙権を得た若年層からは「年齢的に初めてなだけで、こういう機会があれば毎回投票するつもり。(投票は)国民の権利。絶対に意思表示はする」(10代女性・神奈川県)などの声も寄せられました。

2.選挙に行く理由「新型コロナは関係ある」が66.6%

BuzzFeed

初めて投票に行く理由に「新型コロナウイルスの影響による生活の変化」は関係があるかを聞いた設問では、26.9%が「関係がある」、39.7%が「多少は関係がある」と答えました。

合わせて66.6%の回答者にとって、コロナ禍で生じた変化が投票行動にも影響していることがわかりました。

3.選挙に行かなかった理由「投票しても何も変わらない」

BuzzFeed

一方、これまで国政選挙に行かなかった理由では、「投票しても何も変わらないと思う」と答えた人が最も多く、45.9%でした。

続いて「投票したい候補者・政党がない」が42.5%、「忙しくて時間がない」が19.6%、「政治は自分の生活に関係がないと感じる」が16.5%でした。

また、7.1%の人が「投票しないことで意思表示するため」と答えました。

4.新型コロナで「収入が減少した」43.4%

BuzzFeed

新型コロナウイルスの影響で困っていることとして、「収入が減少した」と答えた人が回答者の43.4%、「趣味が楽しめない」が38.7%、「人との交流が減った」が17.8%でした。アンケートにはこのような声が寄せられています。

「コロナ禍で派遣切りにあい、現在失業中」(50代男性・愛知県)

「就業先は表向きは感染対策をうたっているが、全くなされていないこと」(50代女性・大阪府)

「屋外での行動制限は、当初考えていたより、自分の生活、精神的苦痛に大きく影響している」(50代男性・千葉県)

「ただただ我慢させられる生活が多かったことに対する報いが、一部の人間にしか与えられていない。しかも、その一部の人間は我慢を特別強くしていたようには感じられず、我慢する人ほどバカを見ていたような印象が多々あり、苦痛だった」(30代男性・福岡県)

また、コロナの影響で「失業した」と答えた人は7.2%でした。

2020年の完全失業者数は前年から29万人増加し、191万人にのぼりました。完全失業率が前年より悪化したのはリーマン・ショック翌年の2009年以来、11年ぶりです。

国はコロナの影響で生活が困窮し、日常生活の維持が困難となっている世帯を対象に、最大200万円まで無利子で貸す「特例貸し付け」の申請期限を、今年8月末から11月末まで延長。

申し込みは殺到しており、読売新聞によると、10月2日までの申請件数は約292万件にのぼりました。

また、2020年度における生活保護の申請件数は約22万8000件と、2019年度と比べて5000件以上増加しました。今年度も、前年同月比で増加する月が相次いでいます。

5.政府の政策は「効果的ではなかった」約7割

BuzzFeed

政府の政策に対する評価を聞いた項目では、新型コロナウイルスの感染対策が「全く効果的ではなかった」「どちらかというと効果的ではなかった」と答えた人が68.2%でした。

経済的な補償の観点からは、効果的ではなかったと答えた人が計75.7%にのぼりました。

6.投票の際に重視「経済・景気対策」

BuzzFeed

コロナで多くの人が経験した変化や葛藤は、選挙の争点にも反映されています。

投票する際に重視する政策や課題を聞いた項目では、「経済・景気対策」を選んだ人が最も多く、65.9%と過半数を超えました。

次に多かった項目は「新型コロナ感染対策」で47.2%、「新型コロナに関する補償」が42.9%でした。コロナによる影響が続く社会で、各政党がどのような政策を打ち出し、実行していくかに注目が集まっています。

BuzzFeed

10月31日に投開票される衆院選。「経済的に苦しい」「政治に不満がある」。様々な思いを抱え、この選挙で初めて投票する人たちがいます。

BuzzFeed NewsはWebアンケートと取材を通じ、「私が初めて選挙に行く理由」を聞きました。


この記事はBuzzFeed JapanとYahoo!ニュースによる共同連携企画です。全国のYahoo! JAPAN ユー ザーを対象に、2021年10月に実施したアンケートの結果をもとに作成しました。